上野 君子
ストレスフリーでいきたい
アパログのPVなるものを初めてみたら、前回の投稿「若い人の優秀さにタジタジ」が予想を超える反響だった。他人のリアルな話というのは興味を引くものなのだろう。
SNSなどでかっこいい自分を装うことだけなのは社会のためにもよくないと、時々ホンネを吐き出す私だが、けっこう失敗もしている。
とにかく前回の続編を。
最近、どうしてこんなに忙しい世の中になったのだろうかと思う。
ここ10年位で急速に進んだデジタル化やネット社会の環境は、確実にストレスを増加させている。
人間関係の格付けのようなものが、ストレスを生むことは明白だ。
相手より上に立ちたいという意識が、いじめや差別(極端な個人攻撃がどんなに多くなっていることか)を生んでいる。
特に仕事の場面では(客は神様といわんばかりに)偉そうな人が多いことは、誰もが実感しているはず。
年齢が上でも下でも、上司でも部下でも、基本的に言葉遣いや態度を変えないという主義で昔からやってきた自分の中にも、そういう「上に立ちたい」意識があることを認めなくてはならない。
社会のストレスは増大しているのに、一般に賃金は上がっていない。
上がらないどころか、最低賃金で働く人は増え、貧富の差が拡大している。非正規雇用の人たちが増えたという要素が大きい。
アルバイト賃金一つとっても、20~30年前は1日1万円が普通だった(バブル期だったせいか)と記憶しているが、今は大半が1時間1000円以下。
時給が低いということは、それだけゆとりのある生活はできないということ。
貧乏でもいいから(生活保護を受けるところまでは行きたくないが)、私はストレスフリーでいきたい。
仕事の場面でも、仕事の選択においても、私の基軸はストレスフリーであるかどうか。
もともとストレスに弱い質だが、還暦を超えた前後辺りから心身共に敏感になり、ますますストレスに弱くなってしまった。
ストレスまみれで病気になることだけは避けなくではならない。