RINA
ヴァージルのクリエイションは永遠に。
日々の色々なことに感謝をするサンクスギビング(感謝祭)の週末、
Off-Whiteのデザイナーであり、Louis Vuittonのアーティスティックデザイナーの
Virgil Abloh が他界したという悲しいニュースに、今日は力がでない。
私は彼が手掛けたオフホワイトの商品も、ルイヴィトンの商品も持っていないけれど、
彼がルイヴィトンでコレクションを発表する前の2017年、
最近上場した眼鏡DTCブランドWarby Parkerとコラボレーションしたことがあって、
その時の貴重な限定サングラスをゲット。大切に今も愛用している。
店舗でのイベントが開催されると知った時、
絶対欲しい!ヴァージルにも会いたいと願って
99%男子しか並んでいないイベントに私も混じって並んだ。
すでにオンラインでは完売していたサングラス。
並ぶのが嫌いな私も、これは並ぶっきゃない!って思ったからね。
もちろんその頃からリセールは行われていたけれど、
それでもこの時並んでいた人たちはオフホワイトというブランドが
好きだったり、ヴァージルが手掛けるものが好きだったりと
共通した想いがあって、並んでいる人同士の中で自然と会話が始まる
そんな和んだ雰囲気だったのをよく覚えている。
列は店内そして店外に続いて、
話題のコラボレーションということもあり、Warby Parkerの創設者も
もちろん店舗に来ていた。
ようやく店内まで列が進むとさらに和んだ雰囲気。
みんなすごく満足した笑顔だった。
このイベントでは購入者のために、ヴァージルが
ボックスにサインをしてくれるという特別なサービスがあった。
店内では混乱を避けるために、サインをしてもらう順番が回ってきたら
サインだけしてもらって進んでくださいと言われていたけれど、
ヴァージルは、ファンが話しかければちゃんと話もしてくれて、
写真だって快く受けてくれた。
ファッション業界の関係者や、彼の事を知る人のコメントを見ると
彼がどれだけ優しい心の持ち主で、誰にでも親切だったことが伝えられている。
彼のIGアカウントにシェアされていたコメントの中に、
"Everything I do is for the 17-year-old version of myself(私が手掛けていることは17歳の頃の自分のために行っている)"
それはヴァージル自身が、アートを通じてこれからの世代にインスピレーションを与えられると深く信じていたからだと書かれていた。
本当に彼がクリエイトしてきた物全ては、多くの人々にインスパイアを与え、そして様々なメッセージを伝えていったと思う。
涙うるうる。
Rest in Peace, Rest in Power.