久保 雅裕
2020
24
Sep
継ぐもの 町田益宏写真展 京都グラフィー・KG+
「KYOTOGRAPHIE(京都グラフィー)」のサテライトイベント「KG+(ケージープラス)」が2020年9月18日〜10月18日まで開かれている。
という事で、今回は、みやこメッセの京都伝統産業ミュージアムで開かれている「I n between crafts Masuhiro Machida Photo Exhibition(イン・ビットウィーン・クラフツ)町田益宏 写真展」を訪ねた。
伝統産業の工房をその職人や家族も交えて活写した作品が工房毎に並んでいる。
さらに別室では、伝統工芸や産業の要となる道具を大型のパネル写真で並べた静かな展示も。
我が業界からは旧式織機とシャトルの写真が温かみのある物質として、まるで有機物のように写し出されていた。
今回の展示では、京提灯の小嶋商店、西陣織の紫絋、漆精製の堤淺吉漆店、佐波理製鳴物神仏具の南條工房、神仏具指物の牧神祭具店、神仏具・和鏡の山本合金製作所がフィーチャーされた。
伝統産業を「継ぐもの」の使命感が漂う力強い作品群だった。