久保 雅裕

2022 16 Jun

Chillmatic (渋谷区東)/肉の味をじっくりと楽しむバーガー&ビストロ

久しぶりの食リポ!!
今回は、渋谷と代官山を結ぶ東急東横線跡地にオープンしたマスタードホテルの1階に6月9日にオープンした熟成肉とパストラミがキーアイテムとなるバーガー&ビストロ「Chillmatic(チルマティック)」だ。

「chill」(くつろぐ)と「illmatic」(最高にヤバイ)を掛け合わせた造語が店名となっている。シェフの塩田大治氏は、浅草のフレンチレストラン「ラ・シェーブル」「オーベルジュ アンドラ・モンターニュ」を経て、2018年、米澤文雄監修のNYグリル料理店「The burn」で修行。熟成肉バーガーとパストラミサンド専門店の「THE GOOD VIBES 」「THEGOOD VIBES VEHICLE 」で店長兼料理長に就任し、今般、同店の責任者として店を任されることになった。

ストリートカルチャーが好きな塩田氏は、「最高に居心地のいい料理やお酒とサービスが生み出すチルな空間を提供します。こだわりのカウンターではオープンキッチンの要素を持ち、眼福(見ても美味しい食)の時間を提供します。友人たちとの会話を楽しみながらくつろげるテーブル席では、海外のようなスペースで大人のデートや友人との会食にもオススメです」と抱負を語る。

今回は、シグネチャーフードのひとつである自家製パストラミが挟まれたチルマティックバーガー(1800円)をいただいた。パストラミに振られた塩が粗挽きパティに程良い塩味を加え、自家製のマスタードがそれを引き立てる役割を果たす。さらにほんの少しの甘味を感じるバンズの焼き具合が、クリスピー感をもたらす。野菜やピクルス、チーズなどを挟み込むことなく、実力に裏打ちされた勇気ある「引き算」が究極のシンプルを導き出してくれる。
ちなみにこのパストラミ。1週間かけて仕込む「ほろほろ」厚切りで、牛バラ肉を4日間じっくりと塩でマリネし、柔らかくなるまで加熱調理を経て、さらにスモークし6日間かけて仕上げるという凝りようだ。

オーストリアのワインを中心に、赤白、泡も取り揃えている。

米国のクラフトビールの品ぞろえも充実。

ランチにも、夕暮れからのほっこりタイムにも、そして夜更けてDJミュージックを楽しみながらといったシーンごとの楽しみ方が容易に想像できるNY感満載なこの空間。「バーガー&ビストロ」をテーマに、「ヒガシブ(渋谷区東)」エリアを盛り上げてくれることだろう。

<店舗概要>
店名:Chillmatic(チルマティック)
開業日:2022年6月9日(木)
住所:東京都渋谷区東1-29-3 渋谷ブリッジ B1F
交通:JR渋谷駅新南口・徒歩5分
営業時間:モーニング 7: 00-10:00 (LO9: 30) / ランチ11:30-15:00(LO14:30) / 
          ディナー17:00-22:00(LO21:30) / バータイム22:00-24:00 (LO23:30) 

インスタグラム⇒https://www.instagram.com/chillmatic_higashibu/