北川美智子

2022 21 Jul

Premiere Vision 2023-24 A/W 1

 2020年2月に開催された2021年S/S展を最後に、同9月の21-22A/W展からはデジタルとフィジカルのハイブリッド展が続きました。
 デジタル展の利便性や海外からのビジターのリスク軽減を思うとそのメリットは十分にあったかと思います。
 2021年2月の2022S/S展、9月の2022-23A/W展へと進むにつれて、コロナ対策も充分に行われるようになったことも挙げられますが、目で見て直接触れることができるという臨場感のすばらしさを改めて思う声が多く聞かれました。
 A/W展は昨年までは9月に行われていましたが、モノつくりの現場からの強い要望で二ケ月早まり今年から7月に開催されることになりました。
 4日から8日までのハイブリッド展ではありましたが、前シーズンに比べると来場者数は明らかに増えました。
 出展社は44ヶ国1,190社、ビジター(フィジカル展参加者)は23,377人、45,735人がウエブサイトに参加しました。
 今シーズンも「ECO-RESPONSIBILITY」が大前提となっています。
 更なる情報は www.premierevision.com をご参照ください

 

カラー
 会場ではESSENTIALのフォーラムで3つのグループ、24色が提案されました。
                            (写真 プレスリリースより)

 Experimental & artisanal (実験的であり職人技のよう)
          1~9
  天然の食材や素材をイメージした陽気なパレット。実験的手法や職人技によって変貌を遂げる。

 

 Essential & maximalist (必要不可欠であり過剰主義者でもある)
         10~16
  エッセンシャルでありながらミニマリストではないグレーにフォーカス。
  グレーの多彩なニュアンスと多用途に光を当てるニュートラルカラーファミリー

 

 Cadence & decadence (リズミカルと退廃的)
         17~24
  リズミカルで規則正しさ又は退廃的なコントラストの世界。
  ダークカラー、ペールカラー、ブライトカラーの不一致が生み出す緊張感。
  真面目なカラーと派手で生意気なカラーのぶつかり合いが代替えの美学の扉を開ける。