北川美智子

2019 07 Nov

Premiere Vision 20-21 A/W 7 Fabric Selection 3 Sport &Tech

 PV Fabric で大きな存在感を放つ敵ニカル素材を一同の集めたフォーラムですが、提案はスポーツウエアに向けたものが中心となります。
 最近の大きな傾向はスポーツウエアがよりフェミニンに、あるいはモードの影響を受けたデザインが多く見られることです。
 その結果オシャレ性が高まったり、日常に機能性が様々な形で取り入れられ、利便性を発揮しスポーツの専門分野を楽しんだりカジュアルの幅が広がりました。
 スポーツウエアの高い技術が広く使われることはトレンドでもあり、ベーシック素材を生み出すことにもなります。

 扱う素材は
    ・スポーツウエア
    ・アウトドア
    ・スキーウエア
    ・アスレティック
    ・アクティブウエア
    ・ワークウエア
の市場向けに分けられています。

 今シーズンのテクノロジー素材は保護性のあるもの、より進化した機能性、クリエーション、エレガンスやファンタジーが求められる。
 エコに対する取り組みが新しいスタンダードとなり新しい目標に突き進んでいく。

◎アウトドア / マットな化合繊、コットン見えするもの、人工的なものが自然に見えるほど環境に対する意識は高い。
・スタンダードがないほどの丈夫さ(薄くて軽くて丈夫)
・着心地の良さ(通気性やウォータープルーフ、コーデュロイやベルベット、防水の利いたスェード)
・ウルトラマット (綿/ナイロンのレイヤードの利く素材、パリパリ感)
・エコなポリアミド

◎アクティブウエア、スノースポーツ /  ハイパフォーマンスと着心地の良さ、レイヤード、機能性などこれらが一つになった感性品。まさに技術の粋を極めたスポーツウエア用素材。
・ニット (しなやか、細番手のレイヤード。防水、防風、ミニマムで大胆。通気性がよい。
・光沢 (軽い光り、浮き立つような光り、反射。ピカピカとチカチカ。蝶の羽のような未来志向の光り。ぺトロールの光感)
・ストレッチとソフトシェル (マルチレイヤード、ストレッチが効いた丸みのあるスキーウエア向け。暖かく心地よい裏面。ポーラーバックのダブルフェイス。)
・極めつけは (ダウンプルーフ素材、空気が入ったような織り方。ふんわりニット。楽しい素材。ヘアリー、フリース、3Dファンタジー)

◎アーバンライフスタイル / 日々の暮らしの中で使われるテクニカルガーメント。もっとエレガントに、多様性のある着こなし。機能的でエレガント。
・テクノビリティ―(魅惑的なウール。選び抜かれたアンサンブル。本来のムールミックス。シネやフランネル。エレガントなツィル、クラシックな素材)
・ファンシーな先染 (メンズ用の先染め、穴あき、大きなチェック。ダイナミックなグラフィック)

◎ランニングとアスレジャー / 気温のコントロールがきく。筋肉の動きをカバーする。激しい運動もこなすウエアの為の素材。
・3Dリズム (ニット。ボディーに沿って鞘状に伸びる素材。裏面に凸凹感のあるもの。ボディーマッピング)
・エコパフォーマンス (リサイクル又はリサイクル可能な化合繊。PFCフリー。羽のように軽い。)
・テクノロジー (ボンディング。サーマルファイバーを使ったあったか素材。極薄手又は厚手のメリノウールを使ったダブルフェイス)

◎ストリートクリエーションのスポットライト
・リサイクル
・トレーサビリティー
・バイオポリマー
・生産工程の明確化