北川美智子
2019
29
Jan
新春のウィンドウ 1 クールパステルと黒
昨秋冬からそれとなく存在感を示すかのように出てきたクールなパステルカラーですが、青みやグレーみが加わったかのような白っぽさが際立っていました。
冬には冷たさを強調したり春一番でも透明感や凛としたイメージが強く、今までのパステルや白の表現とは異なるものを感じます。
その理由は一つにはカラフル感や原色に近い色のインパクトに対抗しているような感覚、もう一つにはAIやロボットが極身近になったことからくる感性の変化かもしれません。
一年先のトレンドカラー予測にも登場しているこれらの“クールパステル”ですが、隣り合うスタイルには黒が多くみられます。
素材違い、表面の加工違い出いろいろな表情が出る黒ですが、先の白に近いクールパステルと共に新しいカラーコントラストを作っています。
織物とニット、光沢、透け、ふんわり感、サラリ感などの素材が慣れ親しんだ色を使って驚くほど新鮮なハーモニーとコントラストへと変化しました。