北川美智子
2017
09
Dec
2017年晩秋 東京市場
今年も残すところ少なになりました。
暗いニュースが多かったように思いますが、東京の店頭は意外に明るく元気でキレイという印象があります。
実際のビジネスにはいろいろと問題がありますが、消費者には少しでも夢と希望を伝えたいというところが本音かもしれません。
インバウンド景気は落ち着いたとはいえ、銀座や表参道には相変わらず大勢の外国人観光客があふれ相変わらずの混雑ぶりを呈している11月でした。
秋から冬へのシーズンの移行もあっという間に進みクリスマス商戦に突入しました。
企業やブランド間のコラボレーション、領域の異なる商品やデザイナーの感性、相乗効果を発揮する共同企画など、ファッションの周辺にも新鮮な試みが沢山見られます。
全体には昨年に比べて洋服は華やかさやディテールの楽しさに挑戦する傾向が出ています。
日々の生活の中に夢を求めるという消費者の気持ちの表れかもしれません。
10月には歌舞伎をテーマにして達磨や祭りなど日本の伝統文化が山本寛斎の手で新たによみがえったルイビトンのポップアップストアも話題になりました。
英国調、トラッド、ベーシック、ナチュラル感などが新しい時代の解釈や技術を受け入れ、豊富なアイディアとともにトレンドを作り出しています。
優しくエレガントなナチュラル、豪華な刺繍、ゴブラン調、ポップなモチーフ、ダークなプリント、上質なベーシック、機能性をうたったカジュアルなど、様々なアイディアが感じられる東京の晩秋初冬の店頭です。













