北川美智子
Premiere Vision 20-21A/W 5 Fabric Selection
Perspectiveでシーズンの特徴とポイントを挙げ、Fabric Selection では実際に使われるアイテムに向けた素材が三つのグループで提案されました。
「Essentials」、「Fancies」、「Sport & Tech」の分け方はここ数シーズン継続されています。
Essentials Selection
必要不可欠とされるもの、基本的なものとして今シーズンのエッセンシャルは構築的で密度の高い素材、高度な技術が施されたナチュラルでフラットな素材、テイラードの構築性を持ち合わせたしなやかな素材が際立つ。
さらにデザインにも環境に配慮したものが増えている。
◎紳士婦人に向けたスーツ、パンツ、ジャケット
高密度、きれいな表面感、人工的な光りを伴ったりスムースな表面。
反対にびっくりするようなラフな手触りのウール、どっしり感。
とてもシックなダイアゴナル。
◎カジュアルなコットンやデニム
とてもソフト、ベルベット調。
いつもと異なるデニムで見せるインディゴのジャカード。
◎コートやアウターウエア向け
肌触りの良い高密度もの。 フリース調のウール。
ワイルドな毛足。 スエットシャツスタイル。
◎ドレス、スカートパンツ向け
シルクウールの流れるようなドレープ性。 深みのある色のクレープ。
光沢、ラメ、プラスティックのようなニット。
ダークなラスティックウールにもチカチカした光り。
◎トップス
シャツはスポーツウエアをリフレッシュさせる必須アイテム。ダークカラー。
温かみのある手持ち感。 都会的というより農村的なモチーフ。
ビスコース混などでメンズタッチの流動感を。
カジュアルシックなベルベット。 グレイッシュな色味。 様々なジャージー類。
ピケやスモールチェック。 目の細かいフラットなリブ編み。
目の詰んだウールやコットン。 ダイアゴナル。 ループ状や裏起毛のフリース。 パッフィーなポーラーフリース。 心地よい肌触り。