北川美智子

2018 23 Jan

2019 S/S Premiere Vision カラー予測

 2019年春夏のカラーレンジは、「穏やかなストーリー」「真実のストーリー」「ダウンライトの中に見えるような面白さ」「暗いシリアスなストーリー」などが語られる。
 これらのレンジはカラフルなフレーズの中で行われる明快で強いバリエーションを調整し、四つのカラーハーモニーを作り出した。
 全26色、4つのグループ。

 中でもグリーンのツートーンに注目。(3と4、12と11、18と17、24と25)

1 強くフレッシュなグループ 1から6
 樹液や葉緑素で充血したように広がる花のエネルギー。おいしそうでよだれが出そうな花畑の色合い。

2 自然と人工の間 7から14
 ニュートラルな光感と人工的な輝き。ソフトなペールカラーと酸性の色味のバーチャルなピンポンのような色。楽し気な人工の色。

3 ドライからリキッドまで 15から20
 寒色と暖色の間で起こるイージーで優しい彷徨。素材の気品を表す色。使われて古くなったもの、湿気のないもの、ウェットなもの、木調、表面がぼんやりしたテクスチャー感などの色。

4 黒のような色 21から26
 ダークカラー同士の引き合い。浸潤による予期せぬ微光。ピグメントを施したチャーミングなダークカラーであることを明らかにしてくれるような深く繊細な色。