武田 尚子
トリンプ新時代スタートを印象づける
グローバルブランドとしてのブランド戦略を強化しているトリンプ。ジャパン社においても、4月からの新たなグローバルキャンペーン「Together We Triumph」の開始と共に、新アンバサダーの就任と新商品「マジックワイヤーライト」の発表会を、東京のザ・ストリングス表参道で行った。
まず、今年からトリンプ・インターナショナル・ジャパン㈱の代表取締役社長に就任したヴァンサン・ネリアス社長が、流暢な日本語で挨拶。ジュエリーをはじめ、10年にわたる「女性の美」にまつわる業界での仕事経験を踏まえ、同社での新しいミッションを語った。
日本のトリンプブランドのアンバサダーに就任した佐田真由美さんは、37年のモデルとしてのキャリアだけでなく、最近はジュエリーデザイナー、また2児の母としても多忙な日々を送っている。まさに魅力的な女性の生き方を体現しているとして、”自信を胸に。未来へ共に。“というキャッチコピーにふさわしい女性というネリアス社長からのコメントがあった。
続くトークショーにおいても、佐田さんは女性同士がお互いに助け合うということの大切さを強調していた。
グローバルキャンペーンの主軸となるのは、モールドカップブラの中でも通気性ナンバーワンを実現したという新商品「マジックワイヤーライト」だ。
特に春夏シーズンに求められている通気性と、表にブラのラインが響かない美しいシルエットという二大ニーズに対応したもので、主力グループは60-70年代のパンナム機内で行ったショーにちなみ、ボーダーテープがポイントになったシンプルでスタイリッシュなデザインとなっている。
同商品に使われた「マジックスペーサーカップ」の断面。通気性に優れて軽量なスペーサー素材を三重構造に仕上げたカップに、樹脂製のやわらかな「マジックワイヤー」(平面のメッシュ状のもの)を内蔵している。スペーサー素材にはさまれたファイバーフィルはやや厚めという印象だが、生地断面に空間があるから空気が通りやすいという。
メインに打ち出しているブルーをはじめ、ブラック、ベージュ、そしてモールドカップとしては待望のホワイトが注目される。
レースをふんだんに使用したものや、カップの厚みがナチュラルなシリーズも合わせて、「マジックワイヤーライト」勢ぞろい。