武田 尚子

2018 14 Jul

黄色人気が広がっている

2度の定期的な海外出張の際には、パリ+他の1都市を自分に課しているが、今回はパリのみだったので、いつもより街を歩く時間がとれた。

 

パリは主要デパートを見るだけではダメで、やはり街の中に本当のパリらしさがある。特に色の美しさ、その組み合わせのうまさはパリならではというしかない。

 

今回、街を歩いていて目についたのは黄色だ。

黄色はなかなか難しい色だったはずだが、最近は黄色を自然に身に着ける人が増えた。広告や店頭にも黄色が多い。

ランジェリーの分野でも、黄色のトレンドは3、4年前位から(いやもっと前かも)登場し、近年ずっと続いているのだが、次シーズンのトレンドを見ても、まだまだ続きそうな気配。もちろん春夏と秋冬によっては色味が異なるし、年々少しずつ変化しているのだが、それでもこんなに継続するとは。アクセントに欠かせない色となっている。

 

ファッション以外の分野でも黄色が多く使われるようになったのを、街を歩いていて痛感した。パリというのはシーズンごとの流行が分かりやすく表れる場所である。

 

パリに行くと必ず立ち寄る(個人的に今回の唯一の買い物はここ)お気に入り店「Merci」。寝具にイエローが新鮮(ちなみにここのリネン100%のタオルやナプキンを私は愛用している)。この配色のセンスには脱帽。

 

日本でいうと馬喰横山のような問屋街にあるおしゃれなパッケージ専門店「SELFOR」。フランスらしさがあふれている。

写真にはないが、革命記念日とサッカー優勝への期待をこめたようなトリコロールのコーナーもあった。

 

パリらしいおしゃれでかわいいスイーツの店(Bontemps)のウィンドウにも。

 

そして、黄色といえば、香辛料の色でもある(ギャラリーラファイエットグルメ館グランドフロアのスパイス専門店)。香辛料の色はファッションの参考になる。

 

さて、ランジェリーの黄色の変化については、後日、トレンドセミナーで。