昨年6月に開催された「2022パリ国際ランジェリー展」に続き、今回の「2023パリ国際ランジェリー展」が2回目の出展となった「NETTE ROSE（ネットローズ）」。クリエイティブな独立系デザイナーブランドを集めたEXPOSEDゾーンの中でも、デザイナーのMegさんの屈託のない明るさとあいまって、つきぬけたような愛らしさと独特のクラフト感に引き寄せられる。

南アフリカは私にとって未知の国だが、風光明媚なケープタウンを想わせる鮮やかな色使いや、ファンシーさとセクシーさが共存するデザインの中に、女性らしい細やかな手仕事のあたたかさを感じさせる。実際にデザインから生産までをチーム体制で、一つの屋根の下で行っているという。
ブランド名は、Megさんの2人のお祖母さんの名前をミックスしたものだとか。
彼女のおしゃれなセンスは、ジュエリーデザイナーの母親譲りに違いない。

カラフルなマルチカラーのエンブロイダリーレースを使ったソフトなブラジャーのセット

ベルトやひもをつないだアクセサリーのようなアイテム

アフリカの環境問題にも敏感で、ブラジャーを購入するたびに、マダガスカルに小さな木を植えるシステムとなっている。
ブランドのサイトを見ると、ファンのコミュニティがオンラインで広がっていることが分かるが、さらに国境を越えた世界の女性たちの共感の輪を広げそうな、まさに次世代ブランドといえるだろう。

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