武田 尚子
新時代の“ハイブリッドブラ”を発表
トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社が、ブランドアンバサダーとして女優の菜々緒さんの起用を発表し、先週、青山で記者発表が行われた。華やかにブランドアンバサダーを発表するのは、昨年の「天使のブラⓇ」30周年の節目を記念したブランドアンバサダーに就任した菊地凛子さんに続くもので、外資メーカーならではのイベントといえる。今回は昨年12月に同社代表に就任したアンドリュー・ブバラ社長の就任後初のイベントでもあり、新しい体制での同社の企業姿勢の表明の場でもあった。
商品的な核となっていたのは、旧「神わざブラ」改め「秘めわざブラ」のキャンペーン。従来のワイヤーブラ、ノンワイヤーブラに続く新たな選択肢としての「ハイブリッドブラ」を提案している。
“ワイヤーでもノンワイヤーでもない”とか、“ワイヤーとノンワイヤーのいいとこどり”といったフレーズはあまり新しさを感じないが(数年前にも「第三のブラ」の流れがありました)、コンフォートワイヤーを採用した新しいブラジャーのカテゴリーを”ハイブリッドブラ“と定義して表現している。このコンフォートワイヤーは一人一人のバストの形にあわせてやさしくフィットするソフトな素材を使っており、ノンワイヤーのように軽く、痛くなく、しかもきれいなシルエットを作るメイク効果がある。
着用した実感としては、モールドカップの厚み(内部に空気のポケットを入れ、下部には厚みをもたせているため)がやや気になるが、安定感と安心感があり、服を着た時のシルエットはきれいにまとめてくれる。
アンバサダーに就任した菜々緒さんは、自らも「南の島と海」が好きというように、きれいに日焼けした肌と美しい立ち姿が印象的。継続的にジムで体を鍛え、カイロプラクティックでメンテナンスも行うというように、いかに日頃の努力を重ねているかが伝わってくる。
「秘めわざブラ」というより、もっとナチュラルでクールなブラジャーが似合いそうだが、トリンプ・インターナショナル・ジャパン社がイメージするかっこいい女性像にはぴったりといえる。 「下着の戦国時代を新時代に導くために、トリンプは”ハイブリッドブラ”で挑戦していきたい」と語る代表取締役社長・アンドリュー・ブバラ氏 ”ハイブリッドブラ“は、この「秘めわざブラ」をはじめ、ふかふかで安心感のある「癒しのブラ」、夏向けの通気性のいいカップを使用した「ブラCOOL」の3商品で構成。イベント会場にも3姉妹?が並んでいた