武田 尚子
2025
24
Feb
シンプルの神髄を追求する「HANRO」
“感触のラグジュアリー”で独自の世界を築いているプレミアムブランド、「HANRO(ハンロ)」。1月に開催された今回の「パリ国際ランジェリー展」には珍しく出展せず、パリオフィスで個別のミーティングを行った。
ブランド創立140年を迎えた昨年は、印象的なアニバサリーコレクションが展開されたが、2025年は改めてベーシックを重視した姿勢を見せている。
同ブランドの輸入販売を手がけるワコールの麹町ビルに、2025秋冬物展示会を拝見しに行った。日本で入手できる代表的なものを紹介したい。
日本市場で人気の深めのレース付きコットンショーツ(シルケット加工)も、日本向けにシーズン限定色が販売される。
保温効果の高いシルクウールのグループは、袖付きシャツやレギンスなど冬に欠かせないアイテムを、トレンドのブラウンやピンクといった暖色系の色で楽しめる。
とろみのあるヴィスコース素材を使ったランジェリーグループは、やさしい肌触りとすべりの良さが魅力。
また、今シーズンはインポートブランドならではの総レースのソフトブラが充実。グラフィックなレース柄が肌に映えるだけではなく、カップにはベージュのチュールの裏打ちが施されているので、バストトップが表にひびきにくい設計となっている。
モダンなシェイプのワイヤーブラのセット。太幅の肩ひもがポイントだ。
ナイトウエアやラウンジウエアについても、コットンなど天然素材を中心に、冬の夜を暖かく快適に過ごすためのアイテムがそろっている。
全体を通し、同ブランドがこれまで積み重ねてきたものを地道に踏襲しているシーズンという印象。「真の美しさはシンプルさの中にある」として、プレスリリースには次のような一文がある。「HANRO のベーシックは、純粋で洗練され、紛れもなく象徴的な存在として不朽のものです。ベーシックという以上に、シンプルさの真髄、エレガンスの象徴、心の平安の遺産です」