銀座の直営サロンや全国のポップアップでファンを広げている「ナオランジェリー」から、新たにオーガニックコットンの新製品が発表された。これは、以前展開していたコットン素材のノンワイヤーブラの復活を希望する声に応えたもので、細部にまでこだわりのあるノンワイヤーブラ＆ショーツとなっている。

「やさしさと安定感のバランスを極めた」というオーガニックコットンのプレミアムなシリーズで、ブラカップの内側とショーツのデリケートゾーンにオーガニックコットン100％（無染色）の生地を使用。本体の生地には、オーガニックコットン95％にグレープフルーツから抽出した天然成分由来の抗菌防臭加工、生地の製造過程には天然保湿成分を含んだ高品質の熊本産シルクを加工剤として使用している。

このオーガニックコットンは、綿の栽培から生地まですべての工程で、環境に負荷を与えずに社会的に公正な物づくりを行っているもので、独立した第三者機関の厳しい検査を受けて認証を得ている。糸を作る際も通常の石油系ワックスを使わず、天然の蜜蝋を使用しているという。

肌へのやさしさをはじめ、バストやヒップを包み込む安心感のある設計、リバーレースをあしらっているところもナオランジェリーらしい。

また、インナーアパレル各社の2024春夏展示会でも、オーガニックコットンがいろいろなアイテムに広がっているのが目についた。

ブランド創設から45周年を迎える「キッドブルー」では、オーガニックコットンリブ（オーガニックコットン100％のパターンメッシュ素材）のニットインナーシリーズ。別布の配色がおしゃれでさわやかな印象を与えていた。

トリンプ・インターナショナル・ジャパン「スロギー」では、ブランドの基軸である「スロギーゼロフィール」シリーズに、オーガニックコットン使用の綿混シリーズ（オーガニックコットン55％混）が登場。吸水速乾性＆通気性に富んだナチュラルな肌ざわりで汗ばむ季節に対応し、見た目にもさわやかな水彩調のプリントとなっている。

オーガニックコットンは一つの選択肢として来年もより定着していきそうだ。