武田 尚子
2018
09
Feb
たっぷり大きめショーツがトレンディ
ブラジャーに比べると、いつも一緒にいる脇役的な印象が否めないショーツだが、いつの時代も愛しい女性下着の象徴的存在だ。
日本ではアイテム名としては通常「ショーツ」と呼ぶが、英語ではパンティ、たっぷりめのものはニッカーズとも(フランス語ではスリップ、たっぷりめはキュロット)。
このアイテムの歴史が100年を迎えているということで、今回の「パリ国際ランジェリー展」ではいくつかの展示が見られた。
歴史や遺産が重要視される昨今、こういうアニバーサリーをイベント化する動きが活発化しているという一例だ。店頭販促のアイデアを喚起している。
2018-19秋冬コレクションを集めたトレンドフォーラムには、このショーツの最新トレンドを並べた一角ができていた。
目につくのは、たっぷりした大きめのハイウエストショーツ。これはここ数シーズンのトレンドだが、その素材バリエーションの多彩さに注目したい。
透ける素材、光沢のある素材、そして今一番のトレンドのベルベット。今のランジェリーのトレンドがここに見事に凝縮されている。
プレスルームの中には、100年前のショーツを展示したウォールが。