武田 尚子

2018 10 Aug

シンプルで美しい日常ブラ

ふと気づくと、普段着けているブラが、2,3年前いや昨年とも違ってきたという人は多いのではないだろうか。

以前は造形機能優先で選んでいた人も、とにかく着け心地のラクなものへという具合に。

軽く快適でありながら、シルエットもきれいというものが本当に増えた。

この8月から商戦がスタートする2018秋冬物から、注目すべき新商品を紹介したい。

 

有力な新定番ブラといえるが、ワコールのチェーンストアブランドであるウイングから新発売の「シンクロブラ」。

“女を楽しむノンワイヤー”をコンセプトに人気の「デイト」から新登場したもので、サイドを2枚の生地でクロスさせるサイドクロス設計によって、動いてもズレあがりにくく、からだの動きに追随するようになっている。

カップ脇に内蔵されたシンクロシートで、からだにフィットしながらすっきりしたバストラインが実現できるという。

サイズはMLLLでカラーは6色展開(小売価格3600円+税)。

平野ノラがモデルに起用されていることもあって、5月の展示会時に紹介することは伏せられていたが、発売開始と同時にはれて解禁に。


 

 

一方、95日の全国販売に先駆けて、伊勢丹新宿店で822日に先行発売されるのが、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの「スローギー」から今春登場したプレミアムレーベル「エス・バイ・スローギー」の新ライン「シンメトリー」。

「スローギー」といっても、接着技術仕様のヒット商品「スローギー・ゼロ・フィール」(発売から5年のシリーズ累計450万枚)とは異なり、ワンランク上のコンフォートなレーベルとして、洗練されたデザイン性とフィット感を両立させた、軽い着け心地のものとなっている。

世界共通ブランドだが、日本市場向けには繊細な着心地にこだわり、日本人の体形に合うフィッティングで製品化しているという。

 

新ライン「シンメトリー」は、スタイリッシュな幾何学柄のストレッチレースとスクエア型のアジャスターを使用している点が特徴。ブラ3タイプ(税抜き4800円~6500円)とショーツ1タイプ(税抜き2500円)で、色は2色。下の写真は、ダブルスペイサーカップ使用のタイプ。

 

 

また、「エス・バイ・スローギー」はローカルアンバサダーの田中シェンをモデルに起用し、秋冬カタログには芥川賞作家・金原ひとみの書き下ろし短編小説を掲載。洗練されたおしゃれな雰囲気で、自然体で上品なものにこだわる現代女性を対象にしていることが伝わってくる。

 

92日午後3時からは、上の2人が招かれ、伊勢丹新宿店マ・ランジェリーにてトークショーが開催される。