武田 尚子
歴史上の女性と花をテーマに
二十四節気の「立春」。今日、関東ではあいにくの天気だが、例年より早い開花の知らせが既に方々で聞かれる。これから三寒四温を繰り返しながら、確実に春に向かっていくことになる。
そんな花の季節に合わせるかのように、インナーウエアの店頭でも色とりどりの新商品が並び始めた。
「アモスタイル」(トリンプ・インターナショナル・ジャパン直営店チェーンブランド)で2月中旬から登場するのが、世界の歴史上の女性たちが愛した花がモチーフになっている〈My flower〉コレクションで、全部で6柄6色。
ここ数シーズン、「アモスタイル」では単なる色違いではない6柄6色コレクションを、多用な表現で発表しており(2023秋冬シーズンはアーティストとのコラボ)、今回も選ぶのが楽しめるストーリー性のあるものとなっている。
曲線のモチーフにラメ糸が輝くプリーツ風の編みレースをベースに、それぞれのテーマに合わせてデザインされ、いろいろな位置にあしらったレースモチーフの装飾がポイントになっている(以下、プレスリリースより)。
●エリザベートのスミレ
美しさを追求したハンガリー帝国の后妃エリザベートが愛したスミレと、肖像画に描かれた星をイメージ
●ヴィクトリア女王のオレンジブロッサム
19世紀のヴィクトリア女王が広めたといわれる白いウェディングドレスと、結婚式でつけたオレンジの花の冠をイメージ
●マリー・アントワネットのローズ
“ロココの薔薇”と呼ばれたマリー・アントワネット。肖像画に描かれた薔薇やドレスのリボンをイメージ
●ジョセフィーヌのダリア
ナポレオン1世の妃ジョセフィーヌが 愛したダリアの花と、戴冠式でつけたイヤリングをイメージ
●楊貴妃の御柳
唐王朝の美女、楊貴妃が暖簾越しに眺めた御柳(ぎょりゅう)と、羽衣のような衣をイメージ
●小野小町の芍薬
女流歌人の小野小町が深い愛を寄せた男性の話「百夜通いで説」に登場する、芍薬と組紐をイメージ
自由や愛を貫いたといえる、こうった歴史上の女性をテーマにした背景には、女性たちを勇気づけたいという同社の願いが込められている。
ボリュームアップ&魅惑の谷間をつくる「夢みるブラⓇ DeepV 」を軸に、スタイルアップショーツ「プチヒップアップ」などボトムを4タイプ、さらにキャミソールやスリップをコーディネートした豊富な商品構成となっている。
価格はブラジャーで¥3,960(E・Fカップ ¥4,510)。