大城戸織布

2021 13 Dec

機屋初心者の頃

オヤジから、其処を微調整が必要なので、ネジを緩めて!

イエッサ~からのグルグル・・・

 

緩め過ぎやっ!

調整ネジは15分(45度)単位で大凡を探り

それから微調整で5分単位で・・・

 

そんな5分(15度)位で緩めたり締めたりして

(前後・左右・高低)微調整したところで何が変わるねん・・・っ!

面倒くさっ!

 

・・・あらっ!

ビックリ・・・

・・・安定稼働し始めた~~

 

ネジなんか締めるか緩めるかだけのモノだと思っていたが

機屋(メカニック)という職種に触手が振れた瞬間を思い出す

そのメカニックを経乍ら

受動型から能動型へのハタヤーにも移行し始め≒15年が過ぎ

受動・能動の謳って踊れるタイプみたくになってきた

(現時点では ・・・ 先はどうなるか?)

 

能動タイプ、うちで言うところの 布音創織 で

先方さん希望の生地単価に合わせる為、双糸 → 単糸に変更して

稼動させ始めると、稼働率がグ~ンと落ちた

(アカンがな!)

 

前述の記憶を蘇らせる

 

単糸は双糸より強度がない

出来るだけ糸に掛かる負担(抵抗)を避けるべく

 

ヤーン・サポートガイドの高さ・傾き・前後位置やら

選択フィンガーまでの距離を変えてベスポジを探り

 

(ヨコ糸)選択フィンガーの高さ・角度・奥行等も微調整すると

安定稼働し始めた

時間、掛かりましたがな~

(正直、面倒臭いったらありゃしませんっ)

(それが醍醐味だと ・・・ そんな訳もなく)

(ただ・・・チョットした達成感には浸れる・・・それだけ!?)

(自己満足の域は、越えませんが)

 

そして、ハタヤーあるあるの ワースト1 に君臨する事態

起こる時には起こる(トラブル連鎖)

お前もかっ!

 

コチラは受動タイプの仕事

 

定番品、故に安定稼働当たり前の筈が

急にミスピックし始めた

(両レピアのセンターでの受け渡しミス)

 

アチラコチラを検証し

このサポートガイド(丸いモノ)だと判明

摩耗によるガタが原因で、シッカリと押し付けなくなった

ので、1mm前に移動させると

安定稼働、再び!の運びとなった

 

ハタヤーは

いつ何時に起きるかもわからないトラブルにビビらされながら

微妙な微調整と格闘する

そんなところだろうか?