大城戸織布

2021 12 Nov

うえしたおおきい

抜きどまり

ヨコ糸挿入ミスした時に、数か所のセンサーが反応して織機を停める

原因は、山ほどある

糸が弱かったり、毛羽立ちが多く滑りが悪くて等々

その原因を探るのもハタヤーの醍醐味の一つである

(そんな訳はないっ!)

一つずつ探りを入れていく

先ずは、糸のフォローUPから ・・・ 問題は無かった

 

次は、カッタータイミング

次は、選択装置

次は、レピアヘッド ・・・ コレだ!

 

バラしていく

 

このグリッパーの支点がグラついている

 

抜き取ってみると砲金(メタル)がチビている

よって支点がグラつき安定した把持力が得られず

ヨコ糸を引込む時、途中で放してしまいミスピックとなる

 

予備を叩き込んで、再度動作チェック

 

通常時

 

ヨコ糸を引込んだ後の解放時

 

修復完了~

 

以前、とある機屋とこの類の話をしていた時

そんな時は、ヘッドをまるっと交換する! ・・・ らしい

そして、最後の決め台詞 ・・・ 機屋は、儲からんっ!

 

そりゃそ~でしょ

バラして部品交換 → 今回の場合、数百円

ヘッドまるっと交換 → 数人諭吉

 

こんな機屋と話をしてても時間の無駄である

ハタヤー交流の最高の酒のアテは

あるある話を如何に克服したかに尽きる

その時、皆苦労してるんだ、を改めて知りながら

お互いのスキル交換という財産を分け合う

そんな相乗効果でハタヤーは、盛り上がっていく

そんなところだろう。。。