大城戸織布

2021 24 Mar

しこうさくご

繊維機械(に限らず)は複数のパーツで構成されて

当たり前だがどれが欠けても動かない

更に安定稼働となるとその精度(位置関係も含む)に寄るところが多い

今回は(も?)その部分に注力する

 

ヤーン・キーパー(ヨコ糸を待機・保持させるパーツ)箇所

 

元々は、コレが付いていたが

チョッと触れると曲がったりして安定性が保てないので

カスタムUPしてみる

 

自社の織機から参考にパーツを外して観察

(コレは取付け出来ないので)

 

下地作りに思いつくモノと言えばコレ・・・ブリキガード

(暖を取る為の七輪に最初火をつけるのに使用していた)

 

カットする

 

大凡を型取りして

 

カットして

 

取付け穴を開けて

 

仮付けして動作テスト・・・

不具合を見つけては再カットして調整していく

 

そして、ある程度のポイントを探り出したら

再びカットしてドンピシャ・ビジュアルに近づける

 

そして、テスト稼働して細部をカットして

再々・・を繰返し

 

大まかな形状が掴めたところで

 

最終調整で糸の動き(保持状態等)をチェックしながら

細部を修正し

 

何度も繰り返し、安定稼働まで漕ぎつけたとこで

OKDネットワークの鉄工所に持ち込み

素材・厚みを伝え・・・

 

出来上がり~

カッケ~っ!

 

カッケ~っⅡ

 

元のよりコンパクト&シャープになった

カタチから入るハタヤーの真骨頂!?

 

最終の前後・左右・上下位置を探し出して固定

で、ミッションこんぷり~と

 

たかが、ワンパーツ されど ワンパーツ

織機は動いてなんぼ、ではなくて

安定・連続稼働させてこそ

それでなくても、この 布トラディバリウス 

回転数20rpm/min. なので、尚更の事です~~