増見哲株式会社
光と影を感じた広島旅
長年行ってみたいと思っていた広島。
先日それが叶い、家族で行くことができました。
初日は、子どもたちの念願だった「大久野島」へ向かいました。
ここは別名「ウサギの島」とも呼ばれており、たくさんのウサギが自然の中で暮らしています。
フェリーに乗り、瀬戸内の風を感じながら目的地へ。
到着すると早速うさぎが出迎えてくれます。
ただ、午後に到着したこともあり、うさぎたちはお腹いっぱいだったのか、あまり餌を食べてくれませんでした(笑)。
しかし、見ているだけでも可愛らしい。特に手のひらに乗りそうな子兎の可愛さは別格です。
そんな癒やしの島ですが、実はもう一つの顔があります。
かつて旧日本軍によって毒ガスの研究や製造が行われていた場所であり、現在もその名残が残っています。
自然に囲まれたゆったりとした時間の中で感じる、ウサギの可愛さと、歴史的背景。
この二つが合わさった、他にはない独特な雰囲気が漂う島でした。
翌日は、私の念願だった厳島神社へ。 海に浮かぶ神社として世界的に有名です。
こちらもフェリーに乗って向かいます。
ちなみにフェリーは、鳥居の正面を通ってくれる「JR西日本宮島フェリー」がオススメです。
大鳥居を海から正面に見ることができます。
海に浮かぶこれらは、広島で有名な牡蠣の養殖でしょうか。
瀬戸内ならではの光景です。
そして、こちらが厳島神社。
海に浮かび、幻想的な雰囲気が漂っています。
境内をぐるりと回り、周りを散策しましたが、どこもすごい人でした。
散策の楽しみといえば、やはり「食」。
目的だった、焼き立てのもみじ饅頭と揚げもみじ饅頭。
どちらも味わうことができて大満足です。
食べ比べてみましたが、私個人的には、「焼き立ての温かいもみじ饅頭」が好きでした。
あのふんわりした香りは格別です。
その後は、広島市内へ移動し、原爆資料館と原爆ドームに行ってきました。
たった、80年前の出来事。
資料館の展示には、今では信じられない光景が広がっていました。
普通に暮らすことさえ許されなかった悲惨な姿。
展示を前にすると、心が苦しくなります。
外に出ると、周りは復興を遂げたとてもきれいな町並みになっています。
しかし、そこだけ時代が止まったかのような原爆ドーム。
近代的なビルが立ち並ぶ中で放つ、その圧倒的な存在感は圧巻でした。
今回の旅では、美しい景色や可愛い動物に癒やされる「光」の部分と戦争や歴史の重みという「影」の部分。
今回の広島旅行は、家族で楽しみながらも、その両面に触れ、平和について深く考えさせられる旅になりました。
山田