ダックテキスタイル
生地の販促に骨を折る
海風の無い内陸に暮らしていますが、生ホッケにハマってマンションのベランダで干して食しています。
安価で、塩加減を自分好みに出来て、脂が乗っていて美味しい!!最高です。
生地の組織名に、ヘリンボーンというものがありますが、こちらはニシンの骨という意味です。
この組織が生まれた中世ヨーロッパで、ニシンが大量に採れていたそうで、そのニシンの開きと織柄が一致して、ヘリンボーンと呼ばれるようになったそうです。
私はズボラなので、小骨の多いニシンはほぼ食しませんが、ニシンでもホッケでも開きにしたら見え方は同じだなぁと思ったので、比較用に写真を載せてみました。
と、いうわけで(どういうわけ??)、今回はヘリンボンデニムを紹介致します。
骨折り損のくたびれ儲けにならない様に、しっかりまとめていきたいと思いながら書いています。
是非最後までお付き合いくださいませ。
ヘリンボーンはスーツやシャツに多く使用されていて、私の知っている限りではメンズやワーカーズのイメージが強いです。
そこで今回は、デニム産地の先染ヘリンボーンを、メンズ・ワーカーズ以外のおススメ用途と一緒にご紹介致します。(個人意見です)
用途案①着物
レディースの綿着物用に、平織をご利用いただくことは多いのですが、綾織のご利用はあまり無い様に思います。
確か綾織は裾裁きがし難い、又は裾がくるんとなってしまうと聞いたことがあります。
ヘリンボーンは、右綾と左綾を組み合わせた組織ですので、洗濯時にも変形が起きにくい素材です。
着物にご利用いただけるのではと考えています。
遠目ではシャンブレー、近づくと織柄が見えてくる、さり気ないお洒落はいかがでしょうか?
和装ですので、ご利用の際は『矢筈柄』や『杉綾』といったネーミングをお勧め致します。
【5オンスヘリンボンデニム】
混率:綿100%、生地巾:136cm
col:濃紺・紺・フェード(薄紺)・グレー・赤・生成・オフ
用途案➁レディースボトム
柄ピッチが約2mmと狭いため、ストライプデニムといった感覚でご利用いただけると思います。
ウール地のヘリンボンボトムは持っていても、デニム地のヘリンボン・ストライプ調ボトムをお持ちの方は少ないのでは無いでしょうか?
落ち感も楽しめる、さり気ない変わり組織の先染ボトム、次回の企画に是非お試しあれ。
ボトム向けにおススメなヘリンボンは、3種類ございます。
種類①
麻&ポリエステルのドライタッチでキックバックの良い7オンスストレッチ
ふ
【7オンス綿麻ヘリンボンストレッチ】
混率:綿76%・ポリエステル18%・麻6%、生地巾:135cm
col:濃紺
種類②、③
色展開が豊富な11オンスのノンストとストレッチ。ストレッチの方が、若干柄ピッチが細いです。ベージュとグレー、カーキとキャメルの色系統が似ています。
【11オンスヘリンボン(ノンスト・ストレッチ)】
ノンスト→混率:綿100%、生地巾:146cm
ストレッチ→混率:綿95%・ポリウレタン5%、生地巾:132cm
col:濃紺・黒・オフ・ベージュ・カーキ・キャメル・グレー
用途③資材(カバン) ※新しい用途見いだせす…ありきたりですみません!
13オンスの厚地デニムで、ゲンプは硬めな仕上がりです。
柄ピッチ6mmで織柄がはっきりみえます。
硬仕上げをそのまま生かして、カバンの企画にいかがでしょうか?
【13オンスヘリンボンデニム】
混率:綿100%、生地巾:147/149cm
col:濃紺・黒・ダークグレー・ライトグレー・オートミール・ベージュ
サンプル帳ございますので、気になる商品がありましたら是非お問合せくださいませ。(K.photo:S)
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