地球を覆っているオゾン層として知られるオゾン。

5月中旬にオゾンによる新型コロナウイルス不活性化が確認され、オゾン発生器にも注目が集まっていますよね。

不活性化するためには、オゾンを人体に影響を与える高濃度にする必要があるそうなので、

空気清浄機の様に２４時間フル回転で使用することは出来ない様です。

 

製品加工のためか、弊社にお問合せをいただくことはほぼありませんが、

オゾンを使用した、脱色加工があります。

名前はそのままオゾン加工。

こちらの加工、水を従来の約５分の１、薬品を約２０分の１に削減出来るという、

環境にとても優しい加工です。

水に薬品を混ぜて行っていた従来の加工とは異なり、

オゾンの酸化漂白力のみで脱色を行っています。

水と薬品の使用が０％でないのは、生地から離れた染料を洗い流すために必要だからです。

歯磨きの際、歯磨き粉を使用して口をゆすぐのと同じ様な感じです。

加工終了時のオゾンは低濃度になっておりますので、人体には全く影響がありません。

加工工程中に高濃度のオゾンを発生させますので、ウイルスの不活性化も可能かと思いますが、

加工前に不着していたものを不活性化出来るだけで、耐久性はないと思われます。

デニム素材でこちらの加工を幾つか試してみたところ、見え方はバイオ加工した際の色目に近かったです。

また、水洗いの工程を大幅にカットしたことによって、

生地に過度のダメージを与えず、製品の劣化を防ぐことも出来ます。

サスティナブル素材と環境に優しい加工で、地球が喜ぶモノづくりはかがでしょうか！！（Ｋ）

 

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