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「ディオール」がミラノサローネにてフィリップ・スタルクによる「ミス ディオール」チェアを公開
© Adrien Dirand
「ディオール(Dior)」がミラノサローネ国際家具見本市にてフィリップ・スタルクによる「ミス ディオール」チェアを発表した。ミラノサローネ期間中の6月7日から12日まで、ミラノ中心部のパラッツォ・チッテリオという18 世紀の建造物にてインスタレーションが発表されている。
© Adrien Dirand
これは、マットブラックを用いたモノクロームの空間に、サウンドウォーク・コレクティヴ(ステファン・クラスニャンスキ、シモーネ・メルリ)がエリック・サティの作品をベースに「ディオール」のために制作した楽曲と光の相互作用を活かした、躍動感のある没入体験型インスタレーション。ポリッシュやサテン仕上げのブラッククロム、ピンクコッパーやゴールドなど、異なる色調を引き立たせるために特別にデザインされた24 脚の「ミス ディオール」チェアが、サウンドに合わせて代わる代わる照明に照らし出されるという、幻想的な空間演出が繰り広げられる。
© Adrien Dirand
フランスの「アール ドゥ ヴィーヴル(暮らしの美学)」とルイ16世様式の象徴ともいえる「メダリオンチェア」は、クリスチャン・ディオールがこよなく愛したもの。今回の取り組みにおいて、フィリップ・スタルクは、この「メダリオンチェア」が体現する伝説の探求に情熱をかたむけ、シンプルなラインで再解釈した「ミス ディオール」チェアを創作した。気品と耐久性を兼ね備えるアルミニウムの軽やかさによって、一層モダンさが際立つチェアとなっている。これらは 3 つのモデルからなり、シングルアームレスト、2 つのアームレストを備えたモデル、アームレストのないモデルで展開されている。これらの作品は、「ディオール ブティック」にてオーダーが可能だ。
フィリップ・スタルク/© Till Janz