「ヴァレンティノ（VALENTINO）」は 、ヴァレンティノ ガラヴァーニ「スーパー Vee」バッグにフォーカスしたプロジェクト「ヴァレンティノ ガラヴァーニ スーパーVee コミックス」を発表。

　3つの章で構成されるこの物語は、3人の若いイラストレーターたちがイメージのバトンをつないで描いている。イタリア人ジャーナリスト、ヤコポ・ベドゥッシによるスクリプトを基に、3人のクリエイターたちがそれぞれの美学で再解釈した。

　第1章を手掛けたのは、東京を拠点に編集からミュージカルグラフィックまで幅広く活躍し、特にアニメやビデオゲームの分野で注目を集める日本人アーティスト、めばち。

　第2章は、3Dアーティストのフェリシティ・バンが担当した。中国人の彼女はパリと上海を行き来しながらBang Bang Motionスタジオのバーチャルイラストレーターとして活動。クリエイティブのニューウェーブを代表し、中国Z世代の美学を定義する彼女のイマジネーションはレトロから未来、ポストインターネット、E-girl／E-boyにまで広がっている。

　第3章を担当したのはアニメーションの学位を持ち、ソウルを拠点に活躍する韓国人のキム・ジョンユン。スポーツの世界を描いた90年代の有名なマンガ「スラムダンク」に強い影響を受けたという彼は、新しい世代の若者たちをヴィンテージなタッチで描いている。

　この新しいプロジェクトの特徴は、新しい世代の3人のクリエイターたちと、3人の対話が共存していること。共通した世代ではあるものの、それぞれの出身国の多様性や若者のサブカルチャーによって定義される世界はまったく異なり、そうした世界の中でそれぞれが自身を表現している。

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