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「ヴェルサーチェ」がミラノサローネにて初のアウトドアを含む新作を発表
「ヴェルサーチェ(Versace)」がミラノサローネ国際家具見本市のインスタレーションで、ホームコレクションと新作のアウトドアラインを発表。ペルマネンテ美術館にて6月7日から12日まで一般公開されている。
同社はラグジュアリー・リビング・グループと、建築家兼デザイナーのロベルト・パロンバ&ルドヴィカ・セラフィーニとのコラボレーションを継続。ドナテラ・ヴェルサーチェとの協業で、プレタポルテの秋冬コレクションに使われた赤や黒、ファーなどのイメージをふんだんに取り入れたホームコレクションが完成した。モデルが歩いているような映像が流れるLEDウォールで、ファッションとの結びつきを強調したアーティスティックな演出となっている。
多彩なシェードの赤をコレクションのファブリック、レザー、プレシャスシルク、ジャカードに採用し、ディスプレイ全体に配置。「ヴェルサーチェ」のブランドコードをホームコレクション用に再解釈し、「ラ グレカ」モチーフを使ったクッションやメドゥーサのモチーフを施した装飾が印象的だ。全体的に古典主義とモダンなイメージがミックスされる。
アイコニックな「ヴィーナス」チェアは、仕上げの装いを新たに登場し、「スティレット」コレクションは、新たな機能でラインナップを拡充。ピュアホワイトの他、ベージュやバーントブラウンなどの洗練されたシェードが登場した。
また今回のインスタレーションでは、未来的な存在感を放つ、ビニールで覆った斬新な「ラ メドゥーサ」コレクションが登場。「メドゥーサ トローノ」アームチェアから重厚感のあるベッドに至るまで、モダンで若々しいデザインとテーラリングの美しいステッチディテールを組み合わせたラインナップとなっている。
そして、今回は初のアウトドアコレクション「スティレット アウトドア」をお披露目。テクスチャードホワイトまたはブロンズラッカードメタルをベースに、布のバンドを立体的に編み込み、大きめのクッションを合わせた。カバーファブリックはライムグリーン、フクシア、クラインブルー、イエローなどの色合いだ。屋外用ダイニングテーブルとオケージョナルテーブルは、屋外でくつろげるようにデザインされている。
文:田中美貴