「ジル・サンダー（JIL SANDER）」は、クリエイティブディレクターのルーシー＆ルーク・メイヤーが監修し、英建築家ジョン・ポーソンがデザインした初のショップインショップを、阪急メンズ東京2階にオープンした。メンズウェアショップでは新コンセプト初となる店舗だ。

 

　このメンズウェアショップは、「ジル・サンダー」の繊細な本質主義のビジョンが、純化され自然な状態の素材とクリーンなラインで構成されたスペースで、今日の「ジル・サンダー」の精神と一致する簡潔なカラーパレットで彩っている。

 

　精密さのもつ静なる力の表現に高い評価を得る建築家、ポーソンはシンプルさの価値を徹底的に追求するコレクションの姿勢を反映し、「ジル・サンダー」の新しいリテール・コンセプトを発展させた。2018年9月表参道に誕生した「ジル・サンダー」の旗艦店に続き、2度目のコラボレーションだ。

 

　このショップで、「ジル・サンダー」が提案するのは、さまざまな要素が調和された環境だ。フロアと柱礎には淡い色調のポルトガル産ライムストーン、アメリカンチェリーを使用した木の壁と漆喰壁、白の大理石のシェルフ、艶消し加工が施されたステンレススチール製のハンガーラックはそぎ落とされ彫刻的な印象を与えている。建築様式は最も基礎的なものに抑えられ、自然の模様や質感が相互に作用しあって構成された空間が、装飾を省いた背景に広がっている。

 

 

■店舗詳細
「ジル・サンダー」阪急メンズ東京
住所：東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急メンズ東京2F
オープン日：2019年8月23日(金)

 

■「ジル・サンダー」公式サイト