「アー・ペー・セー」が「サカイ」とのコレクションを3月19日に発売

アパレルウェブ　メゾンニュース

2021 13 Mar

　「アー・ペー・セー（A.P.C.）」は、ブランドフレンズを招き小規模なコレクションを発表するインタラクション企画の第9弾として、「サカイ（sacai）」との協業によるコレクションを発表。同コレクションはショップでは2021年3月19日のオープン時刻に、オンラインでは同日14:01に販売を開始する。

　コレクションの大半はユニセックスアイテムで、XXSからXLまでのサイズを用意。今回のコレクションのために、「アー・ペー・セー」と「サカイ」はお互いのロゴを組み合わせた「SA.P.C.AI.」のロゴを製作した。「アー・ペー・セー」の主力製品である、ジーンズ、デニムジャケット、デニムドレス、さらにデニムトートに新しいアプローチをもたらすため、各ブランドのアイコニックな素材であるデニムとナイロンをミックス。ジャージー素材も同様に、「サカイ」はジッパー部分への遊び心と、厚めの素材をチョイスすることで「アー・ペー・セー」の定番Tシャツとスウェットシャツをより複雑な構造に変化させ、「サカイ」らしい革命を見せた。シルエットは、サンダルとフリンジ付きのホワイトスニーカーで完成させている。

　「アー・ペー・セー」デザイナーのジャン・トュイトゥは「このインタラクションは、お互いのブランドのスタイルを代表する、一種の交差ポイントに到達するための言語要素のミックスという、アー・ペー・セーとサカイの間で起こったことを正確に反映しています。自分達が"着られる"と呼ぶものの限界をかなり押し広げているので、かなり珍しいアイテムになっています。創造的な解体と再構築の長いプロセスを経た結果なのです。全ての服が解体され、再び形作られていくのを見るのは本当に楽しかったです。そして、マルグリット・デュラスの小説　「破壊しに、と彼女は言う」を彷彿とさせる、モーリス・ブランショを引用すると、「破壊する。それはなんと響くのか。穏やかに、優しく、完全に。」(モーリス・ブランショ「友愛」1971年)これは、正にこのプロジェクトを進める際に私達が感じたことでした。」と語った。