アパレルウェブ メゾンニュース

2020 31 Jul

「バーバリー」中国・深圳市に「ソーシャルリテールストア」をオープン ウィーチャットと連動

 「バーバリー (BURBERRY)」が2020年7月31日に中国深圳市高級ショッピングセンター「華潤万象城(MIXC Shopping Mall)」にブランド初となるソーシャルリテールストア「バーバリー 深圳(Burberry Shenzhen)」をオープンする。テンセント社と業務提携して開発した「ウィーチャット(微信:WeChat)」ミニプログラムとも連動。SNSとフィジカルの融合を実現した体験型店舗の誕生だ。

 

 同店は売場面積539平方メートル。店舗の内装は、「バーバリー」豊かなヘリテージから着想を得て、トレンチコート、トーマス・バーバリー モノグラム、自然、アニマ ルキングダムなど、リカルド・ティッシによるブランドシンボルをテーマとした10の部屋で構成。

 店内にはインタラクティブ・ウィンドウを設置。2020秋冬コレクションのキャットウォークにインスパイアされた鏡張りの空間の中で、ブランドシンボルであるTBモノグラムが、来店客の姿勢や体の動きに合わせて形が変わる仕掛けだ。試着室は3つ用意。同ブランドのシンボルである「アニマルキングダム」、「リフレクション」そして「トーマス・バーバリー モノグラム」をテーマにデザインした。設置したミュージックプレイリストから来店客が好みの音楽を選んで楽しむことができる。

 

 ブランド創業者のトーマス・バーバリーにちなんで名づけられたこのカフェ「トーマス・カフェ」も併設。コミュニティスペースとしてイベントやワークショップなどにも使用する。

 さらにミニプログラムが、店舗での体験を豊かなものにする。店頭のQRコードスキャンにより、同ミニプログラム内の追加コンテンツや商品詳細ページにアクセスでき、「バーバリーソーシャル通貨」も獲得可能。また、ストアツアーへの参加、「トーマス・カフェ」や試着室の予約などもできる。同ミニグラムの対応言語は中国語のみだが、「ウィーチャット」インターナショナルバージョンでも使用可能だ。

 「バーバリー」チーフ・クリエイティブ・オフィサー、リカルド・ティッシは同店のオープンについて「私は自然とテクノロジーという対極的な要素のバランスと、両者を結びつけるエネルギーに関心を持っています。深圳ストアではこの関係性を追求し、新しいエキサイティングなコンセプトでデジタルとリアルを融合しています。店内のあらゆる要素を通じて、自然界への愛を表現したいと考えました。カフェで見られるバーバリー アニマルキングダムのプリントや、トレンチ エクスペリエンス、そしてデザインのディテールにも自然が反映されています。親しみのあるブランドのシンボルを活用し、インタラクティブな発見の旅を通じてコミュニティーを結び付けたいと思っています」と語っている。

 

 

■「バーバリー 深圳」

住所:THE MIXC SHOPPING MALL NO. 2888, KEYUAN SOUTH ROAD NANSHAN DISTRICT, SHENZHEN

 

「バーバリー」公式サイト

■「バーバリー」ウィーチャットミニプログラム