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2021 21 Apr

「ルルムウ」がブランド初となるランウェイショーを開催

 

 「ルルムウ(rurumu:)」が2021年4月20日、東京都港区のスターライズタワーでブランド初となるランウェイショーを開催した。

 東佳苗デザイナーは、2014年に全てハンドメイドによるニットブランド「縷縷夢兎(るるむう)」を立ち上げ、衣装デザイナーやニット作家とし活動していたが、もっと多くの人にリアルにファッションを楽しんでもらいたいという想いから、よりウェアラブルなアイテムを取り扱う「ルルムウ」を2019春夏コレクションからスタートさせた。

 今回発表した2021秋冬コレクションのテーマは“Solitary Witches”。孤独な魔女という意味の言葉で、ショーは魔女の夜宴である「サバト」という儀式を「ルルムウ」流に表現した。ダークな色合いとジャガードやレースでゴシック・スタイルをベースとしながらも、ブランドの強みであるニットの立体的な柔らかさと、裂けたようなディテールや異なる糸のバラエティに富んだミックスで唯一無二の独自性を打ち出していた。女性らしいシルエットを強調するジャケットはアシンメトリーで、刺繍の細かさやパターンの複雑さなど見れば見るほどディテールのこだわりに惹きつけられる。チュールのドレスなど一部ショーピースも含まれていたものの、できるだけ多くのお客様にお届けしたいという想いからショーに登場した多くのアイテムは量産していくという。

 2021秋冬コレクションをパリ・ファッションウィークの公式スケジュールで発表した「キディル(KIDILL)」とのコラボレーションでも注目を集めている「ルルムウ」。初のランウェイを終えた東デザイナーは、「今回初めてランウェイを行ったのは、より多くの人にブランドを知ってもらいたいから。心が通じ合うのに国境はないので国内・海外関係なく広げていきたい。今後は漢字の縷縷夢兎もローマ字のrurumu:も境目がなくなっていくかもしれない。ブランドを好きでいてくれるお客様とも、まだ出会っていないお客様とも大切に向き合っていきたい」と語った。

「ルルムウ」2021秋冬コレクション

「ルルムウ」公式サイト