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2022 04 Apr

「アレキサンダー・マックイーン」がクリエイティブエデュケーションプロジェクト「ウェールズ」プロジェクトのブックを制作

 


 「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」が、2020秋冬コレクションのインスピレーション源ともなった南ウェールズの渓谷に住む若者たちと協力して立ち上げたクリエイティブエデュケーションプロジェクト「ウェールズ」プロジェクトに関するブックを製作した。

 同プロジェクトは、クリエイティブディレクターのサラ・バートンをはじめとする「アレキサンダー・マックイーン」チームとのウェールズ人クリエイティブディレクター兼映像作家のシャルロット・ジェームス、フランス人のドキュメンタリーフォトグラファーのクレモンティーヌ・シュナイダーマンと共に2020年6月からスタート。「アレキサンダー・マックイーン」のファッション教育に対するサラの継続的な取り組みをさらに発展させたものであり、2019年以降取り組んできたイギリス国内の学齢期の青少年、専門学生、大学生へのオープンアクセスのインスタレーションやプログラム、および学生が行うコレクションへの残った資材を寄付、配布する計画も含まれている。

 ブライナイ・グエント地区に「アレキサンダー・マックイーン」の刺繍チームやエデュケーションチームのメンバーを送り、洋服のデザインや映像の制作方法などを学ぶことのできるファッションやカスタマイゼーション、写真などのワークショップを開催。12〜17歳の青少年とコラボレーションし、それぞれのビジョンを探求できるようサポートを行ってきた。

 「アレキサンダー・マックイーン」のアトリエで行われたスケッチや、家族へのリサーチ、文章、刺繍や写真などの一連の制作を通した彼らの様子は、4日間にわたってクレモンティーヌとシャルロットによってウェールズ周辺のブリンモウルやアバーティレリーパーク、ブライナ、キーパーズポンドブレナヴォン、オグモア・バイ・シーなどのロケーションで撮影。

 プロジェクトから一年が経ち、若者のクリエイティブなエネルギー、家族や近隣のユースワーカーからのサポート、そしてファッションと創造的な芸術へ見識をコミュニティにもたらすというシャルロットとクレモンティーヌの素晴らしいビジョンに感銘を受けた「アレキサンダー・マックイーン」がプロジェクト全体を記録した本の製作を決定した。


「アレキサンダー・マックイーン」公式サイト