「ボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）」がイタリアでの新型コロナウイルス感染拡大に関する科学研究の支援を発表した。

　伊・ヴェネト州、ラツィオ州、カンパニア州において2年間の奨学金を提供することで、研究を促し、現在のパンデミックおよび将来に備え、医療従事者を支援する。

　内容は、30万ユーロ規模を拠出し、パドヴァ大学における心臓、胸部、血管、公衆衛生の分野で研究職に就いている1名に2年間財政的支援を行う。同様に伊・ローマのラッザロ・スパッランツァーニ国立感染研究所におけるウイルス研究所、および伊・ナポリのドメニコ・コトゥーニョ病院における微生物学およびウイルス学研究所に対する個別の奨学金制度を用意するというものだ。

　「ボッテガ・ヴェネタ」CEOのレオ・ロンゴーネは、「日夜、新しい治療法やワクチンの研究に携わる医学研究者たちは、私たちの国の誇りであり、人類全体にとってかけがえのない存在です。ボッテガ・ヴェネタとして、このような研究を行い、最前線で戦う方々を支援する義務があると考えています」と話す。

　また、「ボッテガ・ヴェネタ」クリエイティブ・ディレクターのダニエル・リーも「人々の命を守るために戦ってくださっている医療従事者のみなさまを支援することこそ、いま最も優先すべきことだと考えています。COVID-19による壊滅的な現状に打ち勝つために、休むことなく日夜研究を重ねてくださっている研究者の方々へ奨学金をサポートすることで、彼らの勇気に敬意を示し、未来における世界中の人々の健康を守るという偉業に貢献することができると信じています。」と語っている。

■「ボッテガ・ヴェネタ」公式サイト