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「マイケル・コース」が9月のNYFWへの不参加を表明 コレクション制作のスローダウンへ
2020年2月12日にNYFWで発表した2020秋冬コレクション
「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」が、2020年9月のニューヨーク・ファッション・ ウィーク(NYFW)への不参加を表明した。2021春夏コレクションの発表については、2020 年 10 月中旬から11月中旬 までの間としており、発表形式は未定だという。
同ブランドは、今後のコレクション発表も春夏と秋冬の2回にする。マイケルは「商品が販売の現場に至るまでの、より無駄を省いたアプローチを形成するための努力」だとし、「私はずっと以前からファッション業界の年間スケジュールには変化が必要だと考えていました。今、それについて、業界のあちこちで議論が盛り上がっていることに心が踊ります。ジョルジオ・アルマーニからドリス・ ヴァン・ノッテン、グッチ、サンローラン、そして世界中の主なリテイラーに至るまで、みんなが、どうすれば新作発表のペースを落とし、仕事の方法を改善できるかについて声を上げ始めています。我々みんなが、過去について振り返り、物事を掘り下げて考える時間を得た今こそが、新しい時代のための新たなアプローチ を開始する好機だという意見に、多くの人が賛同すると思います」と語っている。
またコレクションの発表時期についても、「1990 年代終盤まで、ニューヨークの春夏コレクションは、パリコレ終了後の10月末から 11月初旬に開催されていました。何十年もの間、このスケジュールは変わらず、非常に上手くいっていたのです。加えて、現代はSNSのスピードと共に暮らす時代。コレクションの発表日を商品の発売日に近づけることは理にかなっていると思います」と話し、「メディアや消費者への秋冬コレクションの公開時期についても見直す予定です。3 月中旬から 4 月中旬になる可能性が濃厚です」としている。