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2021 27 Jun

「テンダーパーソン」が初のランウェイショーを開催 「ブランドらしさ」を追求した勢いのあるコレクションを発表

 ヤシゲユウトとビアンカサユリが手掛ける「テンダーパーソン(TENDER PERSON)」が 2021年6月26日、2022春夏コレクションをランウェイショー形式で発表した。会場は、東京・渋谷のミヤシタパーク内にオープンしたカルチャーハブステーション「オア(OR)」で、同ブランドにとって初めてのランウェイショーとなる。

 「テンダーパーソン」はデザイナーの両名が2014年文化服装学院に在学中に立ち上げ、2016秋冬コレクションより本格的に始動。日常生活にある物事を様々な角度で捉えて、東京の今を伝えるような時代感や空気感を独自に追求している。これまでルックでの発表や展示会を行ってきたが、今回ブランドとして自分たちの表現の追求が深まってきたタイミングで最適な会場が見つかったこともあり、ランウェイショーの開催に踏み切ったという。

 今シーズンのテーマは、2021春夏、2021秋冬コレクションに続く“アンビバレンス/バランス”。相対する感情を同時に抱くこと、そんな不安定な一面を持ちながらバランスを保ち個性を発揮する強さを表現。これまでも打ち出してきた象徴的な力強いファイヤーモチーフはTシャツやネルシャツ、ベストに用いられた。ブランドらしく時代を捉えたフレアパンツはカラーや素材、シルエットも多様だ。

 ワークウェアやストリート、トラッドといった要素のアイテムを、補色を使ったカラーパレットにしたり立体的なフリルを施したりすることによって独自の華やかさを描き出していた。ひときわ目を引いたフラワーモチーフのカラフルなニットカーディガンは、丁寧な手編みの細かさが伝わり、ブランドのものづくりへの真摯な姿勢を体現していた。

 シューズは、アップサイクルなシューズを打ち出している国内メーカーの「レトリーナ(LE TORINA)」と、サンダルは「メゾンユー(Maison U)」とコラボレーションした。

 

 

 初めてのショーを終えデザイナーたちは、「とにかく感動している。なぜデザイナーの先輩方がリアルのファッションショーをやり続けるのかが分かった。この感動を世界に広げていきたい」と、できるだけ早く海外でも発表をする機会を持ちたいという意志を見せた。コロナ禍でファッションやイベント業界の苦境が続く中、若きデザイナーたちによるブランドの躍進に期待が高まる。

 

「テンダーパーソン」公式サイト
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