「エイポックエイブルイッセイミヤケ」のファーストプロジェクト「タイプ・ワン」がスタート

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2021 13 May

©ISSEY MIYAKE INC／Photo: Hiroshi Iwasaki

　「エイポックエイブルイッセイミヤケ（A-POC ABLE ISSEY MIYAKE）」が、2021年5月に新プロジェクト「タイプ・ワン（TYPE-I）」をスタート。5⽉14日より「エイポックエイブルイッセイミヤケ」青山でアイテムを発売する。

　同年3⽉にスタートしたデザイナーの宮前義之氏が率いるエンジニアリングチームによる新ブランド「エイポックエイブルイッセイミヤケ」は、「エイポック（A-POC）」が 20年余にわたり追究してきた独⾃のものづくりを継承し、発展。「ABLE」という言葉には、ワクワクするような巡り会いや発⾒から、「エイポック」の可能性をさらに引き出したいという思いを込めている。

　衣服を一本の糸から作り、着るまでのプロセス全体をデザインしてきた「エイポック」から発展させた「エイポックエイブルイッセイミヤケ」では素材を作る上で常に原料について考えてきた。

　その取り組みの中で、異分野や異業種とのコミュニケーションから最初のプロジェクトとして誕⽣したのが「タイプ・ワン」だ。ソニーグループ株式会社のデザイナー北原隆幸⽒との出会いで、本来廃棄される⽶の籾殻をテクノロジーによって新しい素材につくりかえた新素材「トリポーラス™」を使⽤し、従来の染⾊では実現できない特別な⿊を⽣み出した。トリポーラスを⽷に練りこんで⽣地をつくるという⽅法で実現したこの特別な⾊は、従来の染⾊より⾊褪せにくい特徴がある。