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2020
23
Jul
「ディーゼル」がポリジンと共同開発した抗ウイルスデニムを導入 デニムに関する技術の専売権も100%保持
「ディーゼル(DIESEL)」は2020年7月16日、スウェーデンの「ポリジン(Polygiene)」との共同開発によりウイルス活性を99%物理的に阻害する抗ウイルス加工技術の「ViralOff®」をデニム加工にとり入れると発表。2021春夏コレクションから導入する。「ディーゼル」はこのデニムに関する技術の専売権を100%保持する。
「ViralOff®」は、2000年代初頭にSARSが蔓延した頃、ポリジンが衣類に応用し、様々な取り組みから生まれた技術で、病原体と生地との接触から2時間以内にウイルス活性を99%以上なくすことを可能にしている。また、COVID-19を含むウイルス全般に対する有効性が証明されていて、主要タンパク質と相互作用し、ウイルスが繊維に吸着するのを防ぐことで機能する。
「ディーゼル」は、デニムモデルの製造最終工程でこの加工を行う。この加工技術によって、サステナビリティにおけるメリットも生まれる。有効性が永続的なこの加工は、洗濯の回数を減らすことができ、衣類を長持ちさせる。それにより水とエネルギーの使用量も減らすことができるという。
「ディーゼル」は「For Successful Living」の理念の一環として、進歩的なソリューションの研究と発見に全力を注いでおり、ポリジンの「ViralOff®」の使用は意味のある対応だとしている。