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2022 23 Aug

「マリメッコ」がアーティストのランドン・メッツとコラボした2023春夏コレクションを発表

 「マリメッコ(Marimekko)」が、コペンハーゲンファッションウィーク期間中の2022年8月9日、雑誌ロフィシエル(L’OFFICIEL)およびNYを拠点とするアーティストのランドン・メッツ(Landon Metz)と共にディナーイベントを開催し、2023春夏コレクションを発表した。アイテムは2023年3月中旬以降の発売を予定している。



 コレクションのインスピレーションとなったのは、“ネオ・フューチャリズム”、そして“テクノロジーと手仕事の折衷”。レースのディテールやプリント、ボリューム感あふれるシルエットが融合したコレクションに仕上がった。

 「マリメッコ」のクリエイティブディレクター、レベッカ・ベイは同コレクションについて次のように語った。「有機物を模して表現した構築的なシルエットは、まるで3Dプリンターで出力したように美しく仕上がりました。イギリス刺繍や、レースを彷彿とさせるデザインを今の気分で取り入れ、フェミニンなムードを表現している一方で、マリメッコが70年以上かけて積み上げてきたレガシーをネオ・フューチャリズムの切り口からとらえたコレクションとなっています。」



 コラボレーションを果たしたランドン・メッツは、染料とキャンバスを用いてミニマルなフォルムをダイナミックかつ抽象的に描くアメリカ人ペインティング・アーティストだ。プリントに使用されたアート作品は、今回のカプセルコレクションのために特別に制作されたもので、ウェアはそれぞれドレス4着、トップス3着、スカート1着をラインナップした。

 素材には全て無漂白のオーガニックコットンを使用し、フィンランドの首都、ヘルシンキにある「マリメッコ」の自社プリント工場でプリントを施すことで、ペインティング作品の筆遣いを表現。プリントはウェアだけでなく、カルラ(Karla)バッグやシルクのスカーフなど、アイコニックな小物にも配した。



 なお、ランドン・メッツはコラボレーションについて以下のようにコメントした。「マリメッコとのコラボレーションでは、染料とキャンバスを用いたアート作品を新たな形で打ち出すことができたと思います。鑑賞者をアート作品そのもので文字通りラッピングし、鑑賞者とキャンバスとの境界線をなくしていく実験をしてみました。今回のコレクションは、着る人にとっては個性を表現できる手段であり、同時に作品のストーリーを心の中で楽しみ、体験できるものでもあります。」


Cortesy of Marimekko


「マリメッコ」公式サイト


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