「ヴァレンティノ（VALENTINO）」が2020秋冬ウィメンズ、メンズコレクションの広告キャンペーンビジュアルを公開。「#ValentinoEmpathy」と名付けたキャンペーンでは、伊ローマのスパランツァーニ病院のためのチャリティプロジェクトとして100万ユーロを寄付する。

　世界中でソーシャルディスタンスが叫ばれる今、クリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリ自身の未知の経験から生まれた同キャンペーンは、「ヴァレンティノ」の価値を持ち続けるために、共感を基にした新しいプロジェクトだ。いかにソーシャルディスタンスが叫ばれようとも、感情を消し去ることはできない、社会には場所も、境界も、分類もないというメッセージを込めている。

　今回のキャンペーンには、アドゥ・アケチ、アンワル・ハディッド、クリスティー・ターリントン、エレリー・ウォーカー・ハーパー、ガリ、グウィネス・パルトロー、ジェームズ・ターリントン、ジャネット・モック、レティシア・カスタ、ローラ・ダーン、レオン・デイム、リウ・ウェン、マリアカルラ・ボスコーノ、ムスタファ・ザ・ポエット、ナオミ・キャンベル、ラファティ・ロウ、ロッシ・デ・パルマ、ルーラ・ジェブリール、タリ・レノックス、ティファニー・タン、ヴィットリア・チェレッティ、スー・チーが無償で参加。

　ポートレートコレクションとも言える通常とは異なる同キャンペーンで、キャストは2020秋冬コレクションのルックを着用。大切な人たちと暮らしている場所で、この困難な時期を共有している人による撮影を行った。これら「フォトグラファー」のクレジットも広告キャンペーンには記している。

　これまで、イタリアのサッコ病院とイタリア市民保護局などに寄付を行ってきた「ヴァレンティノ」と親会社のメイフーラ。パンデミックが今後迎える新たなフェーズに備える支援としての今回の寄付のほか、新型コロナウイルス感染症指定病院が適切な治療を行っていくことができるよう、状況を注視しながら今後も必要な支援を行っていくという。

モデルのナオミ・キャンベル

モデルのアドゥ・アケチ

女優のスー・チー

女優のクリスティー・ターリントン

モデルのラファティ・ロウ

■「ヴァレンティノ」公式サイト