rag & bone SPRING/SUMMER 2021 – METAMORPHOSIS VIDEO

　「ラグ & ボーン（rag & bone）」が、2021春夏コレクション28点を、ティーザーフィルム「メタモルフォーシス」にて発表した。「メタモルフォーシス」は、「ラグ ＆ ボーン」とマイクロソフトによるチャンネルを通して世界中で視聴が可能だ。

　これはマイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォーム「アジュール ビジュアルマシーン」という革新的なテクノロジーを取り入れた、今までにない新しいコレクション発表となっている。

　日本語にして、変容という意味をもつ「メタモルフォーシス」は、空想上のニューヨークを舞台に、アバターが登場し、ファブリックのディテールをバーチャルへと変容させ、ブランドの核でもある多様性を仮想的に表現した。

　「革新的で意味のあるコンテンツを通して、カスタマーとのつながりを持つことが今までになく重要になっています。マイクロソフトと協業することによって、新たなテクノロジーを試し、クリエイティブなプロセスを発展させることができました」と「ラグ & ボーン」創設者兼チーフブランドオフィサーのマーカス・ウェインライトは語る。

　クラシックなアウタ−、フェミニンとマスキュリンが融合したシルエット、リラックスしたテイラーリング、着やすさといったブランドの本質を表す要素がミックスされて、日常のワードローブを刷新している。キールックは、ナイロンのポンチョにスカートを合わせ、さらにレギンスをレイヤードさせたルックで、スポーツとフェミニンの融合を提案。ボーダーのサマーセーターは、ハイライズのカーゴジョガーにインして着こなしてみせた。

　ミニマルでフェミニンなスパゲティストラップのワンピースには、機能的なボディバッグを組みあわせ、さらにレギンスパンツをレイヤードし、捻りを加えたスタイリングで見せる。さらにレザーのトレンチコートやジョギングパンツなど、ラグジュリアスな要素も加味した。パンツは、デニムのジョガーパンツやリラックスフィットのパンツ、スカートの下にレイヤードするレギンスパンツなど、バリエーション豊富だ。

文：黒部エリ

■「ラグ ＆ ボーン」2021春夏コレクション

■「ラグ ＆ ボーン」公式サイト