写真：2019年ブリティッシュ・ファッション・アワードで「デザイナー オブ ザ イヤー」はじめ4つの賞を受賞したダニエル・リー

　「ボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）」がダニエル・リーとのコラボレーションの終了を発表した。ダニエル・リーは、2018年7月1日に「ボッテガ・ヴェネタ」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、3年4ヶ月メゾンのクリエーションを牽引した。

　ダニエルは就任後、様々な変革を行った。2018年12月には東京・銀座にフラッグシップショップをオープンし、同ブランドの新たな方向性を示した。その後も、デザインはもちろん、ファッションカレンダーとは距離をおいたコレクション発表など、ブランドの歴史とヘリテージに敬意を示しながら、新たなチャレンジを行った。

　「ボッテガ・ヴェネタ」の最高経営責任者（CEO）レオ・ロンゴネは次のように述べた。「ダニエル・リーの過去3年にわたるブランドに対する貢献に感謝します。彼はボッテガ・ヴェネタの50年の伝統を尊重しながらも、新鮮な視点と新しいモダニティをもたらしました。過去3年間のブランドの目覚ましい成長は、彼のクリエイティブな仕事の成功を証明しています」。

　また、ケリング会長兼CEOフランソワ＝アンリ・ピノーは、「ダニエルがボッテガ・ヴェネタに情熱とエネルギーを注いでくれたことに大変感謝しています。彼の比類なきビジョンは、ボッテガ・ヴェネタの伝統を現代にふさわしいものにし、ファッションシーンの中心へと再び導いてくれました。ブランドの長い歴史の中で、彼が書いた唯一無二の章に、個人的に感謝したいと思います」と語った。

　そして、ダニエル・リーは「ボッテガ・ヴェネタで過ごした時間は、とても素晴らしいものでした。卓越した才能のチームと共に働けたことに感謝しています。また、私たちのビジョンの創造に関わってくれたすべての方に永遠の感謝を捧げます。フランソワ・アンリ・ピノー氏からのサポート、またボッテガ・ヴェネタのストーリーに参加する機会を提供してくれたことを感謝しています」と述べた。

　同ブランドは、クリエイティブに関する新たな組織は追って発表するとしている。

■「ボッテガ・ヴェネタ」公式サイト