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2022 15 Jun

「ディーゼル」新ディレクターの初コレクションショーを東京で開催 日本のファッションアイコンたちをモデルに起用


 
 「ディーゼル(DIESEL)」が2022年6月9日、東京ビッグサイトで2022秋冬コレクションショーを開催。同コレクションは2月にミラノファッションウィークで発表したもので、クリエイティブ・ディレクターのグレン・マーティンスによる初のコレクションだ。
 
 今シーズンは、デニム、ユーティリティ、ポップ、職人技(アルチザン)の4つのチャプターで構成。水原希子、Kemio、大平修蔵、ローレン・サイ、YAMATO、UTA、福士リナら日本のファッションアイコンをモデルに起用。華やかでパワフルなショーとなった。
 
 会場はミラノと同様に、「ディーゼル」を象徴する赤いセットを設置した。デニムアイテムを身に付けたモデルが横たわる様を模したバルーンも展示。それを縫うようにモデルがウォーキングし、ショーを進行した。
 


 
 トップモデルである福士リナ、水原希子が纏ったファーストルックとセカンドルックは、オールレッドのルック。福士はレッドデニムのブラトップとワイドパンツのセットアップ、水原は巨大なベルトのようなラップ・マイクロミニをキーとしたダメージデニムのルックだ。それに続くメンズルックは、真っ赤にペイントした肌をシアートップスで見せた。その後もボディコンシャスなルックも多く、ブラトップとマイクロミニ、「D」ロゴなど「ディーゼル」らしいユースなパンチが効いている。
 


 
 アップサイクルな手法も随所に見られた。素材には完全にリサイクルされたデニムやコットン、ポリウレタンを、水を使わずにインディゴ染めを施したリサイクル素材も取り入れた。解体したパーツを組み合わせたようなアイテムもアイコニック。アップサイクル・ジャージーをデニムに接着し、まるで壁から剥がされたコンサートのフライヤーを模した「ピールオフ」のピースをキーにしたルックも登場した。このように職人技を感じさせるアイテムも多い。中でも、手作業で細断しループ状に加工されたファーのような表情のデニムコートなどが印象的であった。
 
 発表したルックは全61体。新たに東京で追加した6つのレッドルックは今回の日本のショーのためのエクスクルーシブアイテム。9月中旬から同ブランドのオンラインストアや一部限定店舗、およびECサイトSSENSEで販売する予定だ。
 
 会場にはディーゼルの創始者でOTBグループ社長のレンツォ・ロッソ、ラッパーのAWICTH、三代目 J SOUL BROTHERSのELLY、GENERATIONSの白濱亜嵐、 モデルのAMIAYA、西内まりや、韓国のアーティストGEMINI、Lee Hwi-Min など国内外の著名人が多数出席した。

■「ディーゼル」2022秋冬コレクション イン 東京

 

■「ディーゼル」公式サイト

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