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「ステラ マッカートニー」がミラノサローネにてマテリアル イノベーションをテーマとしたインスタレーションを発表
「ステラ マッカートニー(Stella McCartney)」がミラノサローネ国際家具見本市のエキシビションとして、「Future of Fashion: An innovation conversation with Stella McCartney(ファッションの未来:ステラ マッカートニーとの革新的な対話)」を発表。6月7日(火)から12日(日)まで一般公開されている。
このエキシビジョンでは、より環境に配慮した市場作りを目指し、マテリアルイノベーションの持つ無限の可能性を世界中に呼びかけている。会場となったポルタ・ヌオヴァという歴史的な門のある建造物には、2022サマーコレクションのテーマをサイケデリックに表現した、リサイクル素材の100%再生可能なアクリル板による巨大なキノコのスカルプチャーを設置。
館内展示では、「ステラ マッカートニー」のサステナブルファッションリーダーとしての20年以上にわたる活動の中から厳選されたアイテムが並び、ヴィーガン、菌糸体、再生素材、植物由来など、様々な素材イノベーションについての説明が美しいインスタレーションとして展示されている。没入型のインフィニティルームでは、キノコ型のネオンが、幻想的なマッシュルーム体験に誘い、コスモ・シェルドレイクによる、植物や菌類が成長するときに立てる生体電気音や、地中埋設型の水中聴音器が捉えた植物の根の音、土壌に生息する昆虫の鳴き声や土器の音などをミックスしたサウンドが流れる。
また、2022サマーコレクションとキャンペーンの大切なインスピレーションのひとつとなった、映像作家のルイ シュワルツバーグによる驚異のドキュメンタリー「素晴らしき、きのこの世界」も上映される。
さらに、B&Bイタリアとの初のコラボレーションで、1972年にマリオ・ベリーニがデザインした「レ バンボレ」アームチェアに、2022サマーコレクションを象徴するバーガンディ色の「キノコの森」手描きプリントを施したバージョンが登場し、エキシビジョン会場とB&Bイタリアのショールームにてお披露目。
会場では、「キノコの森」プリントを使った壁紙で覆われた部屋にアームチェアを展示した。コール&サンによるこの壁紙は、基布の79%に再生可能な繊維が用いられ、従来不織布壁紙の製造工程で発生する温室効果ガスを30%削減したサステナブル素材だ。このB&Bイタリアとのコラボレーションは今後も続き、継続的に新しいアイテムが発表される予定だ。
文:田中美貴
■問い合わせ先
ステラ マッカートニー カスタマーサービス(ステラ マッカートニー)
TEL:03-4579-6139