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2021 02 Sep

「シーエフシーエル」の高橋悠介が「FASHION PRIZE OF TOKYO 2022」を受賞

 世界で活躍するファッションデザイナーの排出促進を目的とするファッションプライズ企画「FASHION PRIZE OF TOKYO」は2021年9月1日、第4回受賞デザイナーに「シーエフシーエル(CFCL)」のデザイナー、高橋悠介を選出した。受賞者にはパリでのショーイベント開催など、国際的な発表への支援が行われる。


 高橋デザイナーは2010年に文化ファッション大学院を修了し、同年に株式会社三宅デザイン事務所に入社。2013年には「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」のデザイナーに就任。2020年に株式会社CFCLを設立し、同時に「シーエフシーエル」をローンチした。同ブランドは“Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)”をコンセプトに、日常に寄り添う機能性や着心地、さらには素材の選択や流通経路の透明性にまでこだわり、誰もが気軽に手を通せるようなシンプルな服の提案を目指している。

 

 「FASHION PRIZE OF TOKYO 2022」の選出にあたっては、「今後東京を代表するインターナショナルブランドになる可能性がある」「デザイン・アイテム数・価格帯で知名度向上の可能性がある」「海外出展の意欲があり、支援内容を実施する体制がある」という3つの観点のもと、エントリーブランドの中で審査が行われた。

 審査員は、(株)サザビーリーグ リトルリーグカンパニー執行役員ロンハーマン ウィメンズクリエイティブディレクターの根岸由香里氏、(株)高島屋 ウィメンズクリエイティブディレクターの長尾悦美氏、ファッションキュレーターの小木“Poggy”基史氏の3名が務めた。


 受賞した高橋デザイナーは、「今後の活躍が期待されている賞でもあるので、その期待に答えられるように今一度覚悟を持って次のシーズンに臨みたいと思っております」とコメント。

 また今後の意気込みについては、「自分がどういうスタンスで社会に向き合って、世界の人たちにシーエフシーエルの理念を伝えていけるか、もしくはお客様に着ていただけるかが重要になってくると思うので、その部分ときちんと向き合って今後もクリエーションをしていきたいと考えております。またパリでの発表については社会情勢を考慮しつつ、デジタルベースで進めるのではないかと考えております」と語った。


 「FASHION PRIZE OF TOKYO 2022」の受賞者に向けた今後の支援として、国際的知名度向上のために2022年1月(もしくは3月)と6月(もしくは10月)にパリでのショーイベントを開催、また3月の「楽天ファッションウィーク 東京」でもイベントの実施を予定している。なお、ショーイベントについては詳細が決定次第、発表される。

シーエフシーエル公式サイト