「アルマーニ（ARMANI）」グループが2021年7月21日、科学的根拠に基づく目標イニシアチブ（SBTi）によって承認された温室効果ガス（GHG）排出量全体の削減目標を発表した。

　設定した削減目標は、サプライチェーンのスコープ１（直接排出量）、2（間接排出量）、3（その他間接排出量）ごとに設定。「スコープ1および2のGHG排出量を2019年の基準年から2030年までに50％削減」、「購入した商品とサービス、および下流の輸送と流通からのスコープ3のGHG排出量を、2019年の基準年から2029年までに42％削減」としており、気候変動の悪影響を制限するためにパリ協定で設定された、地球温暖化を1.5℃未満に制限するという目標と一致している。

　ジョルジオ・アルマーニは、「気候変動との戦いは非常に複雑な取り組みであり、多大な献身が必要であり、生産プロセス全体をカバーする必要があります。実際に持続可能性に取り組むためには、生産量を減らし、環境への影響が少ない原材料を選択することを生産の過程において全面的に採用する必要があります」と必要性を訴え、「常に革新的なプロセスを実施し、廃棄物を可能な限り削減し、再生可能エネルギー源を使用することで地球に有害な排出量を削減します。そのことで地球との共生を図っていきます。この努力はこれからも長く続く道ですが、私はこの重要なステップに踏み出すことを誇りに思っています」とコメントしている。

■「アルマーニ」公式サイト