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「ドルチェ&ガッバーナ」が最高級ラインをデジタルショーで発表
「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」は、2020年7月2日、3日、4日(現地時間)、デジタルショーにて、職人のもつ最高峰の技術を結集したウィメンズのアルタ モーダ コレクション、メンズのアルタ サルトリア コレクション(ともに高級仕立て服のコレクション)、アルタ ジョイエッレリア コレクション(ハイジュエリー)を発表した。
ポルトフィーノやカプリなどの美しい海と花や果物、タオルミーナの魅力的なギリシャ劇場、歴史的なパレルモの街・・・“ベルパエーゼ(イタリア語で『美しい国』)”を共通のテーマとし、美しさと文化に溢れたイタリアのリゾート地からインスピレーションを得た、カラフルでラグジュアリーな中に職人技が光るコレクションとなっている。
まずは7月3日に発表されたアルタ モーダのコレクションでは、ポルトフィーノの景色が描かれたポストカード、マヨリカ焼きに描かれたカプリ島のレモン、シチリアの手押し車、そして花や海のモチーフなどがカラフルに描かれたシルクスカーフ生地が印象的。そこにストライプ、ポルカドット、フラワープリント、アニマルプリント、そして「ドルチェ&ガッバーナ」らしいブラックなどが差し込まれる。それらはカフタン、ドレス、ガウンやキモノスリーブなどが流れるようなラインを描く。またベロア使い、フェザーやファーの縁取りがラグジュアリー感を、大きなストローハットやターバン風に使われたスカーフなどが地中海リゾートの雰囲気を加える。
一方、7月4日のアルタ サルトリアのコレクションでは、星座をテーマにしたエンブロイダリー、夏らしいカクテルやボートのモチーフ、オプティカル柄やフラワープリントなど遊び心あるプリントが登場。それらが50年代を彷彿させる襟のワイドシャツとカプリパンツ、カフタン、アンコン仕立てのスーツ、ガウンやパジャマスタイルなど、リゾート感溢れるスタイルで表現されている。
そしてこれらのコレクションは、アルタ ジョイエッレリアの新作によって彩られ、コレクションをより一層ラグジュアリーなものへと昇華していた。
文:田中美貴