「ステラ マッカートニー（Stella McCartney）」がCOP26で「FUTURE OF FASHION」マテリアルイノベーションエキシビジョンを出展。イギリスのチャールズ皇太子が立ち上げた持続可能な市場のためのイニシアチブ（Sustainable Markets Initiative 以下SMI）の一環として、英グラスゴーで開催しているCOP26。「ステラ マッカートニー」は、ケルビングローブ美術館・博物館で、エキシビション「Future of Fashion: An innovation conversation with Stella McCartney（ファッションの未来：ステラ マッカートニーとの革新的な対話）」を開催した。

　今回の展示では、ブランドの次世代素材や、これらが現在までにもたらした成果と、未来の行動の推進を探求することで、より自然にポジティブなファッション業界の可能性を発見し、参加するよう世界に呼びかけている。これは、SMIのTerra Carta（持続可能性を民間セクターの中核に添える憲章）に沿ったもので、地球の資源と民間企業の力を結集し、2030年までに野心的で持続可能な未来に向けて進むためのロードマップを企業に提供するというものだ。

　「Future of Fashion」展では、ボルトスレッズ社の菌糸体から作ったレザーの代替素材「マイロ™️（Mylo™️）」を使用した作品や、マンチェスター ユナイテッドFCに所属するサッカー選手のポール・ポグバとコラボレーションした「アディダス バイ ステラ マッカートニー（adidas by Stella McCartney）」の世界初のヴィーガンスパイク、ソクタス（SÖKTAŞ）の再生コットン、工業プラスチックやファブリック（布地）ごみ、海洋廃棄された漁獲網などを再生して製造した再生ナイロン、エヴァニュー社のニューサイクル（Evrnu NuCycl™️）とエコニール®（ECONYL®）を展示した。

　なお、ステラ・マッカートニーは、ニューヨークタイムズによるClimate Hubでヴァネッサ・フリードマンのインタビューを受けるなど、COP26期間中のさまざまなイベントに参加予定。 同日、UNFCCC（国連気候変動枠組条約）ファッションフォーラムのクロージングパネルで、英国ファッション協議会のキャロライン・ラッシュとの対談も予定している。

　「Future of Fashion: An innovation conversation with Stella McCartney」展は2021年11月3日～5日の期間で開催、11月8日、9日には学生と次世代のアクティビストたちのために再開予定だ。このスペースでは、次世代の気候変動対策のリーダー、英国ファッション協議会（BFC）、グレートキャンペーン(The Great Campaign)によるディスカッションの開催も予定している。

■問い合わせ先
ステラ マッカートニー カスタマーサービス（ステラ マッカートニー）
TEL：03-4579-6139

■「ステラ マッカートニー」公式サイト