「ヴァレンティノ（VALENTINO）」が、2021フォールコレクションのルック画像を公開した。

　どれほど巧妙であろうとも、人間よりも真実でありながら変化する、そして不完全さを有する本質的な存在はほかにない。2021フォールコレクションにおいて「ヴァレンティノ」のクリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリは、優しさと改革は一体であるという思想を深め、女性たちの顔やしぐさといった体にフォーカスすることで、ブランドのコードの重要性を再定義した。

　またポートレートにおいて衣服は、その被写体をシンプルに反映するものとして添えられる。官能や大胆さの新しい感覚、そして新たなチャレンジに対する情熱が前進する一方で、クチュールのサインとディテールはデイウェアへと移行する。

　月日とともに人が変化していくように、コレクションもクラシックで力強いカラーから空想的で驚きに満ちた色合いへ、ヒールから実用的なウェッジへ、そして主張のあるオーバーザニーブーツから控えめなキトゥンヒールへと移ろう。

　メタルクロージャーのパースを特徴づける曲線やミステリアスなメッシュシューズ、さらにはブルジョアとローマンスタッズによって強調されたパンクの衝突など、そこには思いもよらない関連性を見て取ることができる。

　今回のコレクションにおいて「ヴァレンティノ」のアイデンティティは、ジェネレーションのポートレートによって拡大し、説得力のある心地よいステップを見出すという。

■ 2021フォールコレクション

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■「ヴァレンティノ」公式サイト