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2021 23 Nov

「アクオド バイ チャヌ」2022春夏コレクション 潔いモノトーンで表す光と影をメタファーに歪曲した世界を表現


 

 「アクオド バイ チャヌ(ACUOD by CHANU)」が、2021年11月22日東京・渋谷区の「オア ミヤシタパーク(or MIYASHITA PARK)」にて2022春夏コレクションをランウェイショー形式で発表した。

 

 今シーズンのテーマは「歪曲」。事実は時と共に変化し歪み、そしてねじれていく。そんなねじれた世界では「光と影」や「正義と悪」といった正反対に思えるものが実は覗く立場が違って違うものに見えているだけかもしれない。そんな歪みを、デザイナーの李燦雨(チャヌ)氏はファッションで表現したかったという。

 

 特徴的なのは多数のジッパー。本来あるはずのない場所に取り付けられたジッパーで、アイテムそのものが持つ役割にねじれを生じさせ、多様な着こなしを実現した。ジャケットのスリーブに取り付けたジッパーを半分開けてレイヤードしたシャツのパターンや素肌を覗かせたり、ジッパーを全開にしてマントのように羽織ったり、ジッパーそのものの煌めきを利用してシャツやドレスに装飾として用いたり、ブランドらしい想像力を見せつけた。

 

 また、今シーズンのコレクションに強い印象をもたらしたのはオリジナルのトライバルパターン。モノトーンで表現される、民族衣装を想起させるそのパターンは、ブルゾンやシャツ、ソックスなど様々なアイテムにのせられた。トライバルパターンのソックスには草履のようなサンダルを合わせたり、作務衣のようなノーカラーのジャケットが登場したりと、和の要素ものぞかせた。

 

 今回ランウェイショーにはものまねタレントのコロッケやマルチタレントの明日花キララ、西山茉希、田口淳之介がモデルとして登場。コロッケ氏は殺陣と顔芸を披露し、会場を沸かせていた。

 

「アクオド バイ チャヌ」公式サイト

 

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